バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

絵本のある子育て

2017-07-14 14:19:47 | ライフスタイル
喉が急激に痛くなり,耳の奥がかゆくなってきた。
症状からするに夏風邪か,夜間の冷房で喉をやられただけかもしれないけれど、近々旅行を控えているから何が何でも治そう!という意気込みで医者に行くことにした。

喉が痛いくらいじゃ医者に行くどころか置き薬だって飲まない。
もし医者行ったとしても、どうせ薬出されるだけだし,その薬を最後まできちんと飲むことほとんどないしなどととブツブツ思い、日々をやり過ごしているうちにいつまでたっても治らないからやっぱり医者行くか,って時にはだいたい治っている、いつもこのパターン。

そうやって少々こじらせ近所の内科で診察受けたときに、「副鼻腔炎」の疑いあるから、今度は喉や鼻が調子悪くなったらすぐ耳鼻科に行くようにとに言われたことを思い出した。

耳鼻科の診察券探し出し、いざ!

9:30診察開始なので9時前に到着すると、「なんじゃこれ!」ってくらい混んでいる。
文字通り下足で一杯の、足の踏み場もない入り口。
待合室の人たち皆具合悪そう。明らかに自分よりずっと辛そう。

1時間ほど待ったあげく、診察は1分ほどで終わり、今ある症状に対処する薬を処方され帰ろうとスリッパを戻すその棚に、何かとても懐かしい、そしてこちらに強く主張してくる冊子に気づいた。

それは、子どもの本の童話館グループが発行している『絵本のある子育て』No.34。
ご自由にお持ち帰り下さいとのことなので、1冊頂戴して帰る。



薬局で薬待っていると、急速に具合悪くなってきた。
丁度バッグに体温計を持っていたから測ってみると、38度。
さっき耳鼻科で熱はないと申告したところなのに。
さっきの耳鼻科待合室の人々と同じ姿で、薬待ちソファにぐったり寄りかかることになった。

幸い処方された薬には,喉痛兼解熱剤が含まれていたので,とにかくチオビタとOS1と一緒に薬を飲み横になった。

夕方になったら熱が下がり少し楽になったので,耳鼻科でもらった冊子を広げてパラパラやると。


あ、これ!
そう、この冊子、以前も医者でもらった。
以前と言ってももう20年以上も前のことなのに,その映像が鮮明に蘇った。

娘が2歳の頃かな。小児科待合室で絵本「こんとあき」に出会い、更にその日はそこの棚に置いてあったこの冊子(No.10くらいかな?)を受け取った日だったのだ。

その後その冊子の紹介で絵本を年間購読することになった。
毎月娘の名前で本が届き、ワクワクしながら一緒に絵本を読んだ日々。




「年間購読した くんちゃんシリーズ達」



さらに冊子をめくると、この童話館グループは長崎にあり、そして「祈りの丘絵本美術館」が長崎グラバー園近くにあることを知った。

ここって、絶対通っているよね。
ジワリジワリと記憶が引き出される。
今年3月に長崎に行った時、この美術館の前通った気がする。
写真を確認すると、やはり、あった!
レンガの素敵な建物に足を止め、そしてそのネーミングに惹かれ中に入ろうと思い、開館前の門の前で写真を撮ったことを思い出した。



すごい、というか、残念というか。
長崎行く前に気づいていれば時間調整して絶対立ち寄ったのに。
知らないって損だね。
でも、今知ることができてよかったね。

また行きましょう,長崎に、ということですね。