バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

よってきなと言い、言われ。

2017-12-31 12:44:14 | NPO法人アルファバドミントンネットワーク
今年1年を振り返ると、「米作」の1年だったと思う。
バネ、NPOいろいろあった。いろいろって、何?具体的に言ってごらん、とバネでもアルファクラブでも小中学生によく言っているが、この場合具体的に語るとしつこくなると思う。
だから直近の出来事、「しめ縄作り」ネタで今年1年を締めくくろう。

「先生、うちの田んぼで米作りしませんか?」
卒業生の一言で始まった米作り活動。
田んぼの持ち主星野さんと打ち合わせした。
米を作るにはどんな作業があるのか。八十八のうち、私たちは何をやればよいのだろうか。またこれをどうやって高校生達に体験してもらうのか。星野さんと居酒屋でわいわいやりながら、テーブル中央に皆で額を寄せ、頭上にボワンと夢のバルーンが上がった夜。
5月の連休最終日に大勢で田植えした。総勢100名が参加した。
無事育つのだろうか。収穫の日を迎えることができるのだろうか。
ことあるごとに田んぼを見に行った。春日部のイオンに出かけた帰りや川口にいる義父を見舞った帰路、田んぼ確認するのが定番コースになった。








そうだ、案山子作ろう!となり、案山子設置したのが夏合宿の前。



9月上旬稲刈り。
理事の竹塚君が新車コンバインで登場した。
その晩に米を乾燥、翌日籾すりし、収穫できたのは457キロ。くず米は30キロ。
くず米を精米してくれる人を訪ね、松伏の岡田さんにお世話になった。
岡田さんは子供会で稲作り指導に長く携わってきたという。
「あんたたち人のためにやっているんだろう。ただでいいよ」
と岡田さんは無料で米粉にしてくれた。

米袋注文し、プランドシールを作った。参加者に均等に分ける為に、JAで秤を借り、玄米を袋詰めし皆さんに分けた。
皆さんから届く「お米おいしかった-」の声がぼちぼち聞こえなくなる頃、帰り道に田んぼを見に行った日々を懐かしく思い、そして迎えた11月と12月のしめ縄作り。








しめ縄作り講師は地元の染谷さんと渡邊さん。
藁を梳き、しごき、二人組で編む。
11月にリハーサル、12月に75名が集って本番。
体育館で150個のしめ縄が作られた。
その翌日、染谷さんの荷物を届けに伺うと「寄ってきな」。
何件かの届け物のついでに回っていたので軒先で失礼しますというと、「そんなこと言わないで、よってきな」
そのまま染谷さんの仕事場にお邪魔し、飾られているパネルを見上げた。
小学校、子供会などで子供達に囲まれている記念写真の数々。

子供達の為に何かをする、というのではなく子供達と楽しむ。、星野さん、岡田さん、染谷さん。こうありたい先達に出会った1年であった。

来年もまたやろう。
おもしろいこと、みんなと遊べること、またやろう。







ソイタウンバドミントンキャンプ前夜祭

2017-12-08 18:48:38 | NPO法人アルファバドミントンネットワーク
 いよいよ明日、ソイタウンバドミントンキャンプの日。

「こういうのやらない?」
「いいね、やろうか」
という話が出たのが1年前の冬だった。

 日頃お世話になっている地域の方にバドミントンで何かを恩返しするイベントを開こう。
 それはバドミントンを学んだり遊んだり、そして人と触れあったり、そんな1日になるイベントを開こう。NPOのスタッフをはじめ、バドミントン部員や関係者が総出で盛り上げようよ。
 とこんな感じで企画の最初の一粒が生まれた。
 
 では春の市民大会でチラシを配ろうと大慌てでチラシを作った。
 
 9月になったら参加申し込み受け付けよう。もしかしたら申し込み殺到するかもしれない。だから申し込み期間を1ヶ月間とって、定員を超えていた場合は抽選にしようなどと受付シミュレーションしていた。

 ドキドキして迎えた9月1日。
 申し込み殺到!とはならなかった。
 正確には、閑古鳥だった。
 ポツリ、ポツリと申し込みがあるものの、開催までまだ数ヶ月あるからそのうち何とかなるでしょうと悠長に構えていた。
 そしてあと1ヶ月となった頃に、口コミを介してどしどし申し込みが届き始めた。

 参加者が集まらないという懸念は払拭された。
 さて、運営はスムーズに行くのだろうかという次なる懸案事項がチラリと頭の隅をかすめるが、まだ1ヶ月あると思うと準備に拍車がかからない。

 そして残すところ1週間となった先週、ドバーッと作業しあらかた準備を終えた。
 
 あとは明日の開催を待つばかり。

 仲間がたくさんいる。
 皆が一緒にやる。
 だからとても心強い。
 まわりには「なんとかなるさ」が口癖の人がたくさんいる。
 
 大きなイベントを開く前の緊張感よりも、これから迎える「おもしろいこと」への期待感で一杯。