先日画材屋さんで額装してもらおうと横たわる裸婦像を持ち込んだ際、「これと同じ絵がもう一枚あるはずですよ」とマスターに言われていたので、物置を捜してみた。
この物置には久しぶりに入る。
ここはいつも薄ら寒く、一人で入るのは躊躇する。
棚の一角に「人物」画がまとめて立てかけてあった。見出しとして、キャンパスサイドに「人物」と鉛筆書きした文字は確かに自分の字である。父の生前、作品をざっくり分類した日の記憶がおぼろげに蘇った。
まずはこの人物ゾーンから目当てのものを捜してみよう。
一枚一枚棚の脇からのぞき込む。最初の一枚は、「人物」と分類表記しているのに、なぜか雪山の絵。そうして全て確認するが、見つからない。2周確認する。それにしてもなぜここに風景画が人物として整理されているのかと、最初の1枚をもう一度手に取り棚から出してみると。
まさしく、それが捜していた人物画だった。
「はだかのはだか」
なるほど。
ごまかしも、てらいも虚飾もない、はだかの絵。
ここに画の本質ありと。
最初に描いたのはこのP20号サイズだったのだろう。
小さくて入らないといって急遽P25号で描き直した。
その最初のP20号がこうして見つかった。
第4回となる「はだかのはだか展」に茶系のこの絵と、この後に描き込んだ赤系の作品を出展する。
この物置には久しぶりに入る。
ここはいつも薄ら寒く、一人で入るのは躊躇する。
棚の一角に「人物」画がまとめて立てかけてあった。見出しとして、キャンパスサイドに「人物」と鉛筆書きした文字は確かに自分の字である。父の生前、作品をざっくり分類した日の記憶がおぼろげに蘇った。
まずはこの人物ゾーンから目当てのものを捜してみよう。
一枚一枚棚の脇からのぞき込む。最初の一枚は、「人物」と分類表記しているのに、なぜか雪山の絵。そうして全て確認するが、見つからない。2周確認する。それにしてもなぜここに風景画が人物として整理されているのかと、最初の1枚をもう一度手に取り棚から出してみると。
まさしく、それが捜していた人物画だった。
「はだかのはだか」
なるほど。
ごまかしも、てらいも虚飾もない、はだかの絵。
ここに画の本質ありと。
最初に描いたのはこのP20号サイズだったのだろう。
小さくて入らないといって急遽P25号で描き直した。
その最初のP20号がこうして見つかった。
第4回となる「はだかのはだか展」に茶系のこの絵と、この後に描き込んだ赤系の作品を出展する。