我々一行は沓掛酒造に向かった。入口近くまで来ると、さっきまでずっと入口付近で人待ち顔をしていた女性がキビキビとした動きで「粕汁」を振る舞ってくれた。みそ汁の中に酒粕が溶け込んだもので、ほのかな酒粕の香りがしてとても美味しい。日本酒試飲サービスあるかななんて期待していたけど、買うわけじゃないので、いや買ってもいいけど荷物になってしまうから、ここは見るだけ。何か買った方がいいよねと思いながら店内見渡すと、入口に「鶴瓶の家族に乾杯」で訪れた奥田瑛二さんのパネルを発見。番組のことをお店の人と話している間に、同行者はレジ前に置いてあったみそケーキと酒ケーキを購入。これなら軽いし、いいおみやげになりましたね。
どうしてここに来てみたいと思ったかと言うと、あれは結婚して間もない頃、いや結婚する前だったか。父が沓掛酒造の酒をプレゼントしたいといい、わざわざ買いに行ってくれたことがあった。記憶は定かではないけど,一緒に買いに行こうと父はチャーを誘ったような気もする。店に入った時にチャーは「ここ来たことある」というリアクションしなかったことから、父一人で買いに行ったということですね。
店を出て再びコンビ二駐車場へ。まだ多くの人がここで休憩している。ちょっと足伸ばせば美味しい粕汁飲めるのにな,という思いと、お店の人は振るまい待ちしているから皆寄って欲しいというおせっかいで、しゃがみ込んでいる女性に声かけた。すると「さっき頂いてきましたよ。おいしかったですよ。」そうなんだ。みなさん我々よりずっと前に休憩ポイントに到着していたんですね。どこでいつ抜かれたのか。
まだ大勢休憩しているけど我々はそこでリンゴを丸かじりせず手に持ったままスタート。そして西上田駅に向かう。ここまで順調なんだけど,ちょっと足が痛くなってきた。左足の指先が靴擦れなのか少し痛い。木造のレトロな西上田駅待合室で靴を履き直す。指と指が重なり,下になる方の指が痛い。先の休憩所の自治会館でトイレを借りた時に靴の紐をキツくしたせいかもしれない。靴先の紐を緩めにする。「じゃ、がんばってね」と言う声がするから顔をあげた。8キロコースの人はここで電車に乗り上田駅に戻ることになっている。高齢者グループの女性は8キロコースらしく、ここから電車。そのグループの男性は「お」と言い手を上げ駅の階段を上る。我々も靴を履き直し階段を上る。上りきったところでエレベーターからウォーカーが出て来た。ここでエレベーター使っちゃだめでしょう、ね。コンコースはランチタイムとなるような場所ではなく、ただのコンコース。高校生数名が通路に荷物を広げ窓に飾りを貼付けていた。そんな地元の人の通り道である通路を抜け西上田駅千曲川側に出ると、そこはガランと何もない。ロータリー造成中なのか、植栽中の職人さんがいるだけ。ロータリーには無料?と思われる駐車場と建て売り住宅が点在。ロータリーのベンチで昼食とっているグループがいたから,我々ももう一つのベンチでランチに。母がどっさり用意してくれたお稲荷さんをほおばる。食べることに夢中になっている間、前をウォーカーがパラパラと通り過ぎる。
昼食なんだから1時間くらいゆっくりしたいけど,風も出てきたし何も見るところもないので,そろそろ出発するか。とその時,大きな声が響いた。それは植栽の職人さんが新人?を指導する声。エキサイトしている。あんな調子でも仕事終わればオフサイドになって一杯行くのかな?などと他人のドラマを想像。駅を背に進むと,正面には上田西高校。ここは市内唯一の私立高校。以前は上田原辺りにあったけど、移転して高名も変えたんだよね。確か最近野球が強かったような。のんびりした道に出ると向かいから野球部ランニング軍団が元気よく挨拶して通り過ぎる。いいね若者。写真撮ろうと思った瞬間には,後姿は校門をくぐっていた。しかし遥か前方に野球部もう一グループがやってくる。次はシャッターチャンス逃すまいと思いきや、その3人組は歩いている。一人が腹痛になったらしく,腹の辺りを押さえ苦しそうな顔をし,二人は仲間をかばうかの様にして歩いているところなのでした。その先,ここもコースなの?というような田んぼの間を通り抜け,千曲川堤防に出る。ここ、ここ。この道は是非歩きたいと思っていた。千曲川沿いって車で通り過ぎるだけで、歩いたことなかった。川を見ながらブラブラしてみたい。しかしここは左側通行なのでした。だから川見ながら歩けないのです。ウォーカーは人に迷惑をかけてはいけないので、ルールは守らなければならないのです,などと言いながら写真撮影で右側に行き、左側を歩きしているうちに、堤防コースはすぐに終了。
次目指すはアクアプラザ。ここは市民の屋内プールで,以前母が通っていた。母がプールに通っていると知ったときは、よくその体が入る水着があったもんだと感心したけど、「アクアプラザではもっと大きいサイズも売っていたよ」と母は誇らしげだった。脇を通り過ぎようと思ったけど、中を見たくなったので立ち寄ることした。
中はムワンとしている。暖房が効いていて、プールの湿度でメガネが曇る。フロントの人にお願いして中を見させてもらった。スリッパを借りて二階へ行く。ここはすごいぞ。何がって、土曜の昼なのにガラガラ。数人の高齢者が水中ウォーキング中。すごい贅沢な空間。フロントでアイス売っていた。食後のデザートに調度いいのに、同行者は食べないと言って歩き出してしまうから,「アイス、アイス」と心で反芻しながら一緒に歩き出す。一度アイスを食べるイメージを抱いてしまった我が脳みそは,ここから先はアイスのことばかり。ソフトクリーム食べ歩きしたい。この先、ソフトクリーム売っているところあっただろうかと考えながら歩くことになるのでした。
軟らかい土の上を歩くから気持ちいい 正面は上田西高校
どうしてここに来てみたいと思ったかと言うと、あれは結婚して間もない頃、いや結婚する前だったか。父が沓掛酒造の酒をプレゼントしたいといい、わざわざ買いに行ってくれたことがあった。記憶は定かではないけど,一緒に買いに行こうと父はチャーを誘ったような気もする。店に入った時にチャーは「ここ来たことある」というリアクションしなかったことから、父一人で買いに行ったということですね。
店を出て再びコンビ二駐車場へ。まだ多くの人がここで休憩している。ちょっと足伸ばせば美味しい粕汁飲めるのにな,という思いと、お店の人は振るまい待ちしているから皆寄って欲しいというおせっかいで、しゃがみ込んでいる女性に声かけた。すると「さっき頂いてきましたよ。おいしかったですよ。」そうなんだ。みなさん我々よりずっと前に休憩ポイントに到着していたんですね。どこでいつ抜かれたのか。
まだ大勢休憩しているけど我々はそこでリンゴを丸かじりせず手に持ったままスタート。そして西上田駅に向かう。ここまで順調なんだけど,ちょっと足が痛くなってきた。左足の指先が靴擦れなのか少し痛い。木造のレトロな西上田駅待合室で靴を履き直す。指と指が重なり,下になる方の指が痛い。先の休憩所の自治会館でトイレを借りた時に靴の紐をキツくしたせいかもしれない。靴先の紐を緩めにする。「じゃ、がんばってね」と言う声がするから顔をあげた。8キロコースの人はここで電車に乗り上田駅に戻ることになっている。高齢者グループの女性は8キロコースらしく、ここから電車。そのグループの男性は「お」と言い手を上げ駅の階段を上る。我々も靴を履き直し階段を上る。上りきったところでエレベーターからウォーカーが出て来た。ここでエレベーター使っちゃだめでしょう、ね。コンコースはランチタイムとなるような場所ではなく、ただのコンコース。高校生数名が通路に荷物を広げ窓に飾りを貼付けていた。そんな地元の人の通り道である通路を抜け西上田駅千曲川側に出ると、そこはガランと何もない。ロータリー造成中なのか、植栽中の職人さんがいるだけ。ロータリーには無料?と思われる駐車場と建て売り住宅が点在。ロータリーのベンチで昼食とっているグループがいたから,我々ももう一つのベンチでランチに。母がどっさり用意してくれたお稲荷さんをほおばる。食べることに夢中になっている間、前をウォーカーがパラパラと通り過ぎる。
昼食なんだから1時間くらいゆっくりしたいけど,風も出てきたし何も見るところもないので,そろそろ出発するか。とその時,大きな声が響いた。それは植栽の職人さんが新人?を指導する声。エキサイトしている。あんな調子でも仕事終わればオフサイドになって一杯行くのかな?などと他人のドラマを想像。駅を背に進むと,正面には上田西高校。ここは市内唯一の私立高校。以前は上田原辺りにあったけど、移転して高名も変えたんだよね。確か最近野球が強かったような。のんびりした道に出ると向かいから野球部ランニング軍団が元気よく挨拶して通り過ぎる。いいね若者。写真撮ろうと思った瞬間には,後姿は校門をくぐっていた。しかし遥か前方に野球部もう一グループがやってくる。次はシャッターチャンス逃すまいと思いきや、その3人組は歩いている。一人が腹痛になったらしく,腹の辺りを押さえ苦しそうな顔をし,二人は仲間をかばうかの様にして歩いているところなのでした。その先,ここもコースなの?というような田んぼの間を通り抜け,千曲川堤防に出る。ここ、ここ。この道は是非歩きたいと思っていた。千曲川沿いって車で通り過ぎるだけで、歩いたことなかった。川を見ながらブラブラしてみたい。しかしここは左側通行なのでした。だから川見ながら歩けないのです。ウォーカーは人に迷惑をかけてはいけないので、ルールは守らなければならないのです,などと言いながら写真撮影で右側に行き、左側を歩きしているうちに、堤防コースはすぐに終了。
次目指すはアクアプラザ。ここは市民の屋内プールで,以前母が通っていた。母がプールに通っていると知ったときは、よくその体が入る水着があったもんだと感心したけど、「アクアプラザではもっと大きいサイズも売っていたよ」と母は誇らしげだった。脇を通り過ぎようと思ったけど、中を見たくなったので立ち寄ることした。
中はムワンとしている。暖房が効いていて、プールの湿度でメガネが曇る。フロントの人にお願いして中を見させてもらった。スリッパを借りて二階へ行く。ここはすごいぞ。何がって、土曜の昼なのにガラガラ。数人の高齢者が水中ウォーキング中。すごい贅沢な空間。フロントでアイス売っていた。食後のデザートに調度いいのに、同行者は食べないと言って歩き出してしまうから,「アイス、アイス」と心で反芻しながら一緒に歩き出す。一度アイスを食べるイメージを抱いてしまった我が脳みそは,ここから先はアイスのことばかり。ソフトクリーム食べ歩きしたい。この先、ソフトクリーム売っているところあっただろうかと考えながら歩くことになるのでした。
軟らかい土の上を歩くから気持ちいい 正面は上田西高校