バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

新しいカップを使う日

2011-03-29 08:25:52 | バネ
 模様替えが済み、すっかり片付いたバネで春期講習スタートする朝。
 少年達からもらった花々が教室を明るく飾ってくれている。
 もと下宿人が家を卒業する時にプレゼントしてくれたカップ。割ってはいけないからを大切にしまっておいたけど,新装バネで使ってみたい気になった。
 本日初おろし。
 2個の白いカップのとっては、8と9。確かこれは「すえながく」という意味を込めているって言っていた。
 プレゼントにはそれなりの気持ちが入っている。それを選ぶときは、贈る人のことを一生懸命考える。何なら喜んでもらえるかって。たいてい自分がもらって嬉しいものを相手に贈ることになるから、何が贈られたかで贈り手の好みもわかると思う。
 あの子達、いつも食後にコーヒー飲むだろからってカップを選んだんだね。

考える大人

2011-03-28 16:15:23 | Badminton
  大人と高校生がゲーム練習始める前の会話。
 
 「この前の時のイメージと同じ?」
 「?」
 「ラリーのイメージ覚えてる?」
 「あっ、覚えてます。」
 「じゃあの時アドバイスした弱点も覚えているの?」
 「はい、覚えています。」
 「じゃー、そこ狙っちゃだめだね。」
 「だいじょうぶです。できるようになっていませんから。」
 「嘘つくのうまいんだから。」
 「・・・。」
 
 こんなやりとりの後のゲームを興味津々見ていると、なーるほど、大人は心理的に揺さぶりかけ、高校生はどこまでわかっているんだか、かわしながらも自分もかけようとしている。
 案外高校生は考えていない。だから考えていない相手に裏の裏から行くと、真っ正面だったりする。そういうところも大人は探っている。探られるうちに、高校生も探り始める。
 高校生は気持ちが疲れたようで、集中力切れて最後は大人に軍配あがった。 

 「大人は考えなきゃやっていかれませんからね。」
 ってゲーム後の大人から一言。
 ジュニアは、相手もジュニアだと考え過ぎて負けちゃうことも多々あるけどね。

久しぶりにおもしろいこと

2011-03-26 22:01:25 | Badminton
 久しぶりにシャトル打った。学校の体育館で電気つけなければ使用しても良いということになったから。本当に久しぶりだから、体がギシギシいってた。ちびっ子と打とうとしたら、「ケガしないで下さいよ」ってO川コーチが上目線で声かけて来た。何言ってんだ、と自信満々返せないところが辛いところで、確かに膝あたりがちょっと危ないかもしれない。
 初心者への指導は、卓球練習を経て自分なりに進化したと思う。基本練習と遊びのバランス。声かけのタイミング。人に教えてもらう経験を通して実感したこと。それらを実践してみた。やっぱり、教えるっておもしろい。

伝わらないもどかしさ

2011-03-23 14:53:00 | ライフスタイル
 前にもここで書いたけど、メールみたいな簡易文書において文末に「!」を多様する人が多い。ビックリマークって強調したいからつけるのだから、いきなり「おはようございます!」とやられると、どーしてこんなに朝の挨拶に力はいっているんだ?って身構えてしまう。でもよーく見るとその人の文末全てに!がついているから読点の変わりなのかもしれないけど、微妙に流せないかたくなな自分。そのくせ最近は時流に乗るつもりで「!」を10%アップで使うようにしちゃうあたり。優柔不断な自分。
 もう一つこれはやだなと思うのは、文末の(笑)とか(涙)の類い。下心が見え隠れする。だからこればかりはこれまでに一度も使わない。使ったら楽だろうなーと思うけど、だからこそ使わない。
 立川談慶さん、こんな状況さえも笑いに変えるのが仕事とのことで、しつこいACのコマーシャルから
 「こころは誰にもみえないけれど 下心は見える」ってか。

とりあえずのレベルまで片付け終了

2011-03-22 09:29:58 | バネ
 寒いけど暖房つけないようにしているので、寒さ対策として重宝しているのは「湯たんぽ」です。これはいいね。ペットボトルにお湯入れて活用。デスク作業中は足下に置いた段ボールに湯たんぽ入れて、膝掛けで覆えば簡易こたつの出来上がり。でもこれはあくまでもじっとしている時用。バネの片付け中は小さいボトルに湯を入れて、左右のポケットに入れて動き回る。しかしこれは重くて、肩凝ってくるからあまりお勧めでできませんね。だからバネ片付け作業時はとにかく大きく動くこと、これが一番。移動は素早く、できれば小走りで。ピッチを上げて今日中に終えたい。
 物を整理する際、性格上分類しすぎる嫌いがある。これが災いして結局使いにくくしてしまう。使うものは使う場所の近くに。そしてできる限り大きく分類する。また使用頻度の高いものは、手の届く場所に。こういった理想的な配置に物を収めるのは後日に回すとして、とりあえず本日中に大きなものは全て終えたい。

標語を張り出す意味

2011-03-21 12:37:50 | バネ
 バネの片付けを進めると、出るわ出るわ昔の資料類。川間ジュニア部員募集の手書きポスターやら、卒業生からの手紙。野田ジュニアを始めた頃の活動計画書。10年、20年先のビジョンが書き込まれていた。達成できたこと、進行形のことをグルグル頭の中で整理する。その中から出て来た一冊のノート。メモが走り書きされていた。

 「開拓者としてのプライド」
 「指導者はぶれないこと」

 西武台で開いた指導者講習会でのメモかと思われる。メモを見ているうちに、この話を聞いた時の感情を思い出してきた。
 大事と思うことは常に目につくところに張っておかないとダメですね。
 さしずめ今だったら、「節約、節電」「できる時にできる限り一生懸命生きる」ですね。

つもり義援金

2011-03-20 09:35:49 | ライフスタイル
 つもり貯金、ならぬ「つもり義援金」。何かを節約した分、義援金に回そうということ。マックスバリューへの買い物にチャリで行く。ガソリンがないからってこともあるけど、いつもなら車で済ますところをチャリや徒歩に変えることで浮くガソリン代。外食するのをやめる。おかずを一つ減らす。コンビニで弁当買うところを家で作る。こういった使った「つもり」を義援金にコツコツ回す。微々たる金額でも「つもり」つもればそれなりになる。
 だからチャーの髪を庭先でカットする。これは大きなつもり義援金になる。いつも娘の髪をカットしているから、大丈夫任せなさいの一言で始めたのはいいけれど、さて中年男の髪型ってどうなっていたか?とハサミを入れ始めて戸惑ってしまった。おじさんといって思い出すのはハゲばかりで、ヘアースタイルが具体的に浮かばない。ここはスキばさみなのか、それともそろえるのか。結局女子高生バージョンで仕上げ、なんとなくジャニーズ系?
 そこへやって来た宅配便の人。門で荷物を受け取る時、目が笑ってた。肩が震えてた。マスクの下の口も確実に笑ってた。

春の大掃除

2011-03-19 13:32:48 | バネ
 年度入れ替わりで、バネ大掃除中。本来春期講習と新年度の準備を急ぎで終え選抜大会に出かける予定だったけど、選抜が中止になったので、バネの片付け規模を広げている。これとて事情がありゆっくりやっていられないから、大急ぎで片付けている。
 疎開って言葉がチラホラ出始めている。戦時中、実家がある長野県では疎開児童を大勢受け入れた。旅館だけでなく民家でも。所有する田畑面積に応じて割当人数が決められたらしい。農作業を手伝うとの名目で。うちでは名義上田んぼを所有していたので、女の子が2人来たと母の話。このときは子どもだけを預かったので、寝食を共にしたと言う。その後2家族が疎開して来た時は少し事情が違ったよう。以前母から聞いた話の記憶をつなげ、今推察を加えると、日本にある家屋を共有財産として分け合いながら利用したという感じ。右と左のふすまの向こうにそれぞれ別の家族が、それぞれに生活していたらしい。
 どんな方法でも良い。今使えるもの、利用できるものはみんなで分け合えば良い。バネだって、それなりに活用できる。
 
 

農協強し

2011-03-18 07:27:20 | ライフスタイル
 相変わらず自転車での移動です。折りたたみのチッコイのなので、疲れる。自転車が品薄だったり、あわてて空気ポンプ買っている人いるからやっぱり急遽チャリ族増えたのでしょう。
 2日ぶりにマックスバリューに行くと、入口には手書き文字で商品点数制限のお知らせが張られていた。米は10キロまで、キッチンペーパーは一つ、水は1本など。フムフム、これを見れば今何が必要と思われているかがわかるね。乾電池、カップ麺、卵、パン、トイレットペーパー等の中に、なんで?ってものが一つあった。「もやし」。そういえば地震の翌日もやし売り場は空っぽだった。チャーに聞いてみたら、「日持ちするんだろ」って。まさか。もやしなんて常温保存したらすぐ痛んじゃうよ。
 聞いた話だけど、おばあさんがパン3斤買おうとして、それをたしなめるおじいさん。この感じ、なんかわかる。
 チャリをキコキコさせて銀行、北コミ、郵便局、農協と回った。郵便局は客はゼロ。調度そのようなタイミングだったのか、振込も義援金送金も全く待たないでできた。一方農協はおじいさん、おばあさんがわさわさ居た。入口でちょっと戸惑っていると「共済ですね」ってこちらの要件を察知して声かけられ、すぐOBである担当者がやって来た。「家はだいじょうぶでしたか?」やはり地元密着企業は心強い。

送るそして贈る授業

2011-03-17 07:55:47 | バネ
 今年度最終授業を時間変更して実施した。節電のため時間を昼間に移動。電気つくけど、できるだけギリギリまで付けないようにして続けた。結局計画停電実施されなかったけど、無用なコピーは避け、暖房は一切入れなかった。今回の卒業生には小1から9年間通った子は含まれなかったけど、それでも4年間の最後の子もいたり、直前突撃入塾生もいたり、それぞれの思いを込めての最後の授業となった。
 こんな日に、貴重なガソリン使って通った子への最後の授業は国語。情報を正確につかみ、正確に伝える、さらには自分の意見を加えて相手にわかりやすく情報を創造する練習、のほんのさわりを伝えた。社会に出て必要となるのはこの日本語力なのです。そしてもう一つ大事なのは、学ぶ力です。「勉強がおもしろい」って言葉を残した中3生よ。あなた達と過ごした日々は、少々たいへんだったけど、私もおもしろかった。いつもニックネームで呼んでいた子は、「最後くらい名前で呼んで下さいよ」ってかわいいこと言ってた。
 続く小学生クラスにも最終日を迎えた子がいた。最後の授業。できる限りのことを提供したい。ローマ字と英語の違いが理解できず、なんでデスクはdeskと書くのか理解できないと騒いでいる子がいた。ローマ字と英語は別物だと説明しても納得いかない子。この子は手強い。違うのだということを認めさせるのに時間が必要そう。このまま中学に入学したらたちまち英語はつまづいてしまう。どこまでできるかわからないけど、フォニックスを丁寧に説明。すると、以外にも一時間を経過した頃に「俺、なんとなくわかった」と言い始めた。単語もそれなりに発音し始めた。よしよし、これで後ろ姿を見送ることができる。
 授業を終えしばらくしたら花束を持った少年が門に立っていた。モジモジして、笑うでなく、泣くでもなく、この子がこういう表情するの初めて見た。この表情、バネ最終日に度々遭遇している。それはどういうわけかいつも男子。

生活状況

2011-03-15 10:50:57 | バネ
 停電そして断水?ガソリン足りない?こんな状況で、あちらこちらのスーパーが空っぽ状態になっている。ないとなれば欲しくなるのが人情で、マックスバリューのレジなんか長蛇の列。結局欲しいもの買えず、断水に備えてラップとアルミホイルのみ購入。オイルショックの時みたいですね。あの時は小学生だったけど、売る側だったから状況よく覚えています。消耗品を中心にどんどん売れる。紙、洗剤の類い。仕入れても仕入れても売れる。そして日々仕入れ価格が上がり、当然販売価格も上がる。でも売れる。こんな田舎の店ならあるだろうと、東京の人がチリ紙を求めてやって来たほど。今回は値が上がらないからいいほうですね。
 帰宅後家中の電池を捜してみたら、結構出る出る。使用済みなのか新品なのかよくわからないから、電池テスターでチェックすると、まだ使えそうなものがたくさんあった。残量少ないものでは駆動性悪そうだけど、とりあえずこうやってかき集めれば家の中に使えそうな災害用品結構あるでしょう。どっかの景品でもらった、手動バッテリー式懐中電灯があったのを思い出し、荷物ひっくり返してようやく発見。
 移動は自転車。行楽以外で日常使いで自転車に乗るのは何十年ぶり。川間駅前の銀行をいくつか回った。こうやって町中を自転車で走るといろいろな発見があった。自転車コースで最短はどうなのか、坂のないコースはなど考えながら走る。自転車や歩いている人が多いように感じられる。すれ違う路線バスはガラガラ。この先で利用者がいるのだろうけど、もったいないなと思う。
 今日は時間を変更して昼過ぎから夕方5時までバネやります。3時から停電なので、天気悪いし、薄暗い中での授業になりそうだけど、3月最後の授業でこれで卒業の子いるからね。がんばりましょう。

もうこれくらいで勘弁してほしい

2011-03-12 21:34:27 | ライフスタイル
 大変なことになりました。その日のバネの準備をして、布団を取り入れようと二階に上がったところでユッサユッサとやってきた。いつものように軽く終わると思いきや、いつまでも揺れている。こんな経験初めて。揺れが収まり外に出ると、近所の人も皆出て来た。連続で揺れがやって来る。揺れるけど、バネに戻り、本日休講と一斉メールだけを急いで入れる。了解の返信が数人からしか来ない。無事連絡できたのだろうか。少々不安が残るから電話で回そうと思うが、もうこの時点で通じない。そうこうしているうちに電車が止まったために帰宅難民となった高校生を送る。16号は大渋滞。ナビは真っ赤っか。それでも裏道探しながらなんとか柏に到着。帰路も真っ赤っか。送り届けた先のお母さん曰く、近くの大型スーパーは買い占めにより品物なくなっているから早めに閉店になったとの情報。「食料買ってある?」って心配される。ない。「これしかないけど、食べながら帰って下さい」って高校生から飴渡された。帰りにコンビにに立ち寄ると、やっぱりめぼしいものは売り切れていた。何より水はどこにも売っていない。
 前日地震の学習した。震度とマグニチュードの違いは?とか、震度は最高7であるってことも確認し合った。でも実際は7なんて滅多にあることじゃないよと話した翌日のことだった。前にもそうだった。地震の勉強した翌日沖縄で地震があった。震源地までの距離とか初期微動継続時間等を算出できることも大事かもしれないけど、難しいことは専門家の先生に任せるとして、我々は災害への対策、日頃の備えについての学習と実践の方が大事だと実感したのです。
 しかしどんなに学習したとて、万全の対策をしたとて、自然の力の前に人は無力であることを目の当たりにし声も出ません。こんなとき、「でいだらぼっちのでいらんぼう」がいれば、海岸で手を広げて押し寄せる波をせき止めてくれただろうに。どうかこれ以上被害が広がりませんようにと願うばかりです。

男のロマン?

2011-03-11 10:11:29 | バネ
中学生から理科の質問殺到するのは、計算問題。密度、圧力、Ωの法則、湿度等。
 昨日は地層柱状図の読み取りと、地震の計算。
 まず柱状図。ある地点は海面からの高さを表し、ある地点は地表からの深さを表す。この違いに引っかからないようにと説明すると、頭の中に断面図が描けさらりと理解できた男子。一方の、案の定女子。省略しないでていねいに図を書いて説明してようやく理解に達する。次は地震の計算。地震波の速さ、初期微動継続時間、地震発生時刻、主要動到達時刻、震源地からの距離等を計算で求めるけど、これは比でやれば簡単だよとそれぞれを説明。表データはグラフにした方が理解しやすいよと説明すると、スッキリ頭に入る男子。一方、案の定女子、結局何度演習繰り返しても最後までもやもやしたまま時間切れとなった。
 湿度計算もグラフから読み取ることできない子が多いから、そんなときはそこにある二つの数字の小÷大やっておけばいい、とかなりおおざっぱに説明してしまう。現象として理解できないから、何度説明してもわかってもらえない時は公式に当てはめるしかない。今回の地震もそうやって押し込めれば良かったかな。
 小学生の頃、北向き観音の裏山あたり(今となっては場所も定かでない)を切り開いたら断層が出現し大騒ぎになった。家から歩いて10分もかからないところ。珍しい化石もたくさんあり、なんでもとってもスゴイ発見だったらしい。日本全国から学者が集まったくらい。担任が理科の先生だったこともあり、「これは絶対見に行くように」と熱弁したのは覚えている。でも行ったか行かなかったかは記憶にないし、その断層の映像が浮かばないから行かなかったかもしれないけど、ネットが張られ大勢の人が遠巻きに作業を見ていた光景が浮かぶから、やっぱり見に行ったのかもしれない。女子って(ひとくくりにしては失礼なんだけど)こんなモンなんだよね。断層?っていってもロマンかき立てられない。今だったら見に行ったね、絶対。

春がきた

2011-03-07 08:19:08 | Badminton
 週末立て続けに送る会2件あった。
 川間ジュニアの送る会は、料理と余興を中心に進化している。コーチのドタバタ劇「サザエさん」が定着し,何も言っていないのに式次第には余興No.3にサザエさんって書き込まれている。子ども達の余興は,男子はドラえもん,女子はちびまる子ちゃん,卒業生はクレヨンしんちゃん。子ども達は変装して人前に出ることに慣れてきて、今回はストーリー性もあった。これは進化といえましょう。しかしそろそろコーチ側にマンネリによるたるみがみられてきたので、第2ステージに進めようと思います。このままでは近いうちに子ども達に抜かれてしまうよ。
 そして日曜は高校の送る会。ここで挑戦したのは母達9名による余興。この計画は水面下で進め、サプライズを企画した。仲間と秘密を共有し練習を積む楽しさったらありゃしない。「えーこんなことやるの?」なんてネガティブな発言は一切なく、会う度に「ここはこうしようと」とブラッシュアップされていった。マイク無しでやるから,セリフが通ることがポイントとなる。だから自宅での,声だし,腹筋、滑舌トレーニングが課された。「まるで部活みたい」って発言も飛び出したけど,日頃部活でがんばっている監督さん(身内だけど)への感謝と、娘、息子たちの労をねぎらうと共に,何より自分たちが楽しみたかった。演じる側が真剣にやらないと受けない、ってあるコメディアンが言っていたけど、主役のYさんは「胃が痛い」って緊張し、手のひらにカンペ用意して大真面目に乗り込んだだけに、馬鹿受けだったようです。このへんの緊張感が大事なんだね。川間コーチ劇は、皆が緊張するようなネタ作りが課題かも?
 この会では新入生紹介もあり,送る会って何かの終わりでもあるけど,一方で何かの始まりでもあるね。
 

続入試問題投稿問題

2011-03-02 07:12:04 | バネ
 この問題、誰がどうやってといまだ議論が続いている。娘のクラスでは議論の末、ある一つの結論を導いたらしい。その話を家庭で振ってくるので、我が家でも再燃した。近所でも同じような家庭たくさんあるのでしょう。市内でも、県内でも、こうやって日本中で議論が沸騰していることでしょうと、食卓を囲みながら思いを馳せてしまった。
 先日小学生の授業で議論の時間を持った。それをもとに小論文を書く練習をした。
 スポーツで指導者から「声を出せ」と言われるが、声を出すことは良いことか、悪いことかという問いかけに対し議論が沸騰した。声を出した方が「良い」派は女子、「悪い(良くない)」派は男子と別れた。ではどうしてそう思うのか。そう言われてみると言葉に詰まったのは女子。一方、男子側は日頃の理不尽な思いを吐き出す。「声だすと、声だすことに集中してプレーに集中できない」、「仲間の声がうるさくて集中できない」「疲れる」等。女子側は「声だすと集中できる」「団結できる」「気合いが入る」等。どちらももっともである。こうやって意見を書き出している時点で、反論者をぶっつぶせ的な男子対女子の言い合いになった。相手の説を否定するついでに人格を否定してしまう。「あんなこと言って、ばかじゃねぇ」って表現が出て、あいつムカつくって雰囲気になった頃、ひとりが「どっちもありなんじゃねぇ?」とつぶやく。さて、ではこれをもとに人を説得する文章を400字以内で書いてごらんと原稿用紙を渡した。自分の論を主張するなら、反対論の人を説得しなければならない。そのためには具体例、できれば自分が体験した例をもとに説明すると説得しやすいと言うと、体験談で苦労していた。書きながら結論がねじれ、「良い」派に寝返り打った1名を除いては、全員最初の説を貫いた。だれも中庸に納めた子はいなかった。
 こういう議論に慣れていない日本人は、持論を主張するのも反論をかわすのも苦手。言葉に詰まったり、けんか腰になってしまう。こういう意味では、今回の入試問題投稿問題は、教育の現場に好機を与えたとも言える。