バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

人の夢の話ほど、つまらないものはない

2012-05-11 13:19:54 | ライフスタイル
 夢を見た。
 こんな書き出しだと漱石の小説みたいだけど、今朝方見た夢はとてもリアルで、どうしてもこう書き出さないといられない。

 父に描きかけの絵を見てもらうことにした。見てほしい絵があると切り出したときの感情を思うと、自分が油絵を描いていることはそれまで父には伏せていたと思われる。一瞬「えっ」という反応をした父を車に乗せ、絵が置いてある建物まで行く。北関東の見たことあるような風景の中を走る。高速の下をくぐり、バイパスに出て、大きな工場と田園が広がる道を走る。行き慣れているはずなのに、途中なぜか道に迷う。ようやく到着し、部屋に案内すると、そこに置いたはずの絵がない。よく考えたら、家に置いてあることを思いだし、結局絵をみてもらうことなく、夢は終わってしまった。

 夢は深層心理を映し出すということなら、思い当たることはある。
 アマゾンで「池田満寿夫の人物デッサン」という本を購入したら、その読者レビューを記入してほしいとのメールが届いていた。メールタイトルの「池田」と「デッサン」という文字を見て、一瞬ドキッとした。たぶん、これだと思う。

 夢はいつも肝心なところで終わる。料理を食べずに終わるパターン。トイレに入れずに終わるパターン。もっともこれは終わってもらって助かるけど。
 辛辣でもいい。何を言われるか聞いてみたかった。というより、何かを言われてみたかった。それは、どうせ自分の心が作る言葉だから、自分の心が言葉がになるだけだろうけど、それでも聞いてみたかった。