バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

断水を経験する

2012-05-20 15:25:14 | ライフスタイル
 水が出ないという非日常を体験した5月19日。いろいろなことがわかった。
 日頃から飲料水はミネラルウォーターにしているので、さしたる不便はなかった。
 1日程度の断水なら洗濯も風呂も問題なし。
 何が困るかと言えば、それはトイレ。

 うちにトイレは3つある。それぞれのタンクに水はたまっているから、3回は普通に使える。4回目からはどうするか考えないといけない、と思いながら一つ目のトイレに入る。これは自動流水だから、慌ててオフにする。
 昨年の大震災以来、ポリタンク一つに水をためて外に置きっぱなしにしている。容器外側はほこりをかぶり、中は底が緑になっている。もちろん飲むことはできないが、トイレには使える。泥だらけの容器を運び込み、これで流せるようにセッティング。庭で野趣を満喫しながらという、できそうでできないことは、穴は用意したけどやはりやめておこう。
 このポリタンクがあれば2日程度はなんとかなる。

 トイレはよしとして、次に不便するのは手を洗うこと。
 洗えないとなると、洗いたくなる。ポリタンク運び込んだ手。バンさわった手。穴掘った手。

 食器は?当面は紙皿と紙コップ、割り箸で生活だ。と思ったものの、つい癖で食器に盛りつけてしまう。

 結局1日の断水ですみ、朝早くに水が流れた。しかし茶色い。風呂をためておかなかったことを悔やんだので、入浴も兼ね即風呂をためる。入浴剤入れたかと思われるくらい、茶色の湯がたまる。

 昼前に野田市から防災メールが。しばらくは水が濁るので、洗濯や給湯器の使用は控えるようにと。もう遅いです。朝早くから、近所一帯洗濯物干してますから。前日の運動会の汗を流そうと、同じように風呂入った人だって多いでしょう。

 今回飲料水は事足りた。しかしこれが長期化し、飲み水をポリタンクでもらいに行くことになった場合、このポリタンクの確保と保管が問題になる。うちみたいに水入れっぱなしにしたタンクは中ゴシゴシ洗えないから、飲料用としてはもう使えない。一度使ったものを衛生的に保管することが難しいと思う。新品の場合だって、一度洗ってから使いたい。このようなことから、給水用の容器はそれ専用のビニール袋が良いと思う。タンクもそうだけど、衣装ケースや漬け物桶に水もらってもどうやって車に運び込むの。持ち上がらないでしょ。ビニール袋なら10リットル用がちょうど良い。今度買っておこう。

 水は出たけど、問題が根本的に解決したわけではないから、備えは早いほうがいいね。