脳のミステリー

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専門職・・・どこまで本当に理解してるのかしら?

2013-04-26 21:07:33 | Weblog
麻痺、痺れ、痛み・・・10年以上も私を悩ます後遺症はこの三つです。
私の体験から言うと、発病直後に麻痺が生じて、痺れがきて、最終的に痛みが襲ってきたのです。
麻痺、痺れ、痛み・・・この中で最悪は麻痺です。

痺れや痛みがあまりに酷いので「麻痺だけだったらよかったのに」と何度も思いました。
でも、最近の症状から解ってきたのは・・・痺れと痛みが生じた現実から逃れるのは大変な事なんだ、と気づきました。
痛み、痺れ、麻痺という順番で重症度が増すと医者が説明してくれた時、私は理解力が不足していたのです。

私を襲ってきた順番は、麻痺、痺れ、痛みでした。
そして医者の言葉と自分の症状から解るのは・・・
重症度で言えば、麻痺しているのが最も悪い状態なのです。
その次にくるのは、痺れ、ビリビリ感です。
そして痛みというのが、実は一番程度が軽い状態なのです。


痛みは我慢出来ますが、痺れのビリビリ感には堪え難いものがあります。
麻痺がとれてくるという状態は、痺れ感や痛み感が伴ってきてから回復してゆく、麻痺の状態がなくなってゆくということなので、つまり悪くなってきたのと逆方向に進むということです。
痺れは、痛みより重い症状で、麻痺は痺れより悪い状態なのです。

痺れている部分が血流の流れの改善で感覚が回復してくるというのは、好転反応と言って感覚が戻ってくるということとのことです。
そして、本人である私が言えることは、感覚が戻ってくるということ自体は善し悪しで、痛みや痺れは最悪にもなりうるということでしょうか

ある医者が言ってました。
痛みの場合だったら、自分の治療経験では、数十分で回復する例もあるが、麻痺の場合だと、一日二日で取れるということはない、と


今まで麻痺・痺れ・痛みという順番でやってきたのでしたら、
痺れ感をともない痛みまで戻ってきた場合麻痺は、あと少しで回復してゆけると考えたら、希望が持てるのでしょうかね~
それにしてもスピード感が無さ過ぎです!
脳出血・脳梗塞にはスピードが鍵です、なんて言われているのに・・・

東洋医学でいう好転反応とは、痺れている部分が、血液の流れの改善に伴って、感覚が回復するために起こる現象という訳ですから、従って、正しい治療によってビリビリ感が強くなったとしたら、好転反応と捉えて、「この後、大いに改善していくぞ」と喜ぶべきでしょうか




そんなことを考えている最中、私はとんでもない「障害者の為のリフレッシュ体操」指導者に出遭ってしまったのです。

昨年までは「ストレッチ体操」というクラスに参加していました。
私にとってはとてもいい体操でした。

ところが、今年になってそれが三つに分けられて、難易度1・2・3になったのです。
私は出来ることは、なるべく自分で、と思っているので「難易度1」を選んでしまったのです。
参加の事前説明はありませんでした。

参加者は、毎回体操が始まる前に血圧・脈拍を測って貰い、簡単な質問に答えるのことです。
私がよく知る係の人が何人かいました。

突然、挨拶もなく、自己紹介もなく、真横にしゃがみこんで色々聞いてきた女性に私はチョッとひるんでしまいました。
軽くでしたが、いきなり私の右手・右足に触れて「はい、右足をあげて!」と言いました。
「ごめんなさい、出来ないです」と答えると「はい、はい、やってみましょう!ホラッ、少しでもあがったでしょ!」の言葉にムッとした私は言いました。
「あがったんじゃないです。健足の左側が腰で引き上げてくれたんです」と言いました。
「いえ、いえ、それでいいんですよ! ダンダン自然にあがるようになってきますからね。医者の許可も出ていますからね」と女性は自信ありげに言いました。
「発病以来10数年、私との付き合いがある私の脳外科担当医の事ですよね」と私は言い返しました。
自信いっぱいの顔つきで「そうですよ~ だからやってみましょう!」と女性は言いました。
「あなたに私の悩みがどれほど分かるのですか?」と失礼だとは思いながらも口走ってしまいました。

主治医だって分からない。
私の痛みや痺れは誰にも分からない。
私にしか分からない。

脳外科医は前の日、私に「許可を出しても、私の右手足じゃないから、出来る出来ないは自分で判断してね」と言ったのです。

私は判断を下しました。
もう既に痺れが襲ってきて、痛みが頂点に達していくのを感じ始めていました。
係員に「ごめんなさい。止めておきます。物凄い痺れ・痛みが襲ってくるでしょうから」と言って部屋を出た私は聞きました。
「あのインストラクターのお名前は・・・タケ~」
そうだったのです!
私が数年前に暫く指導を受けて「私には合わない」と受講を辞退した・・・
やっぱり、あの時の指導法と女性の言葉と接し方が・・・やっぱり、私には合わないんだ、と思いました。

インストラクターの方々、折角よかれ!と思って体操を指導して下さるのですから、医者&患者の立場に立っても互いの言葉を尊重するのですから、是非、気遣いを忘れないようにして下さいね。

特に・・・障害者は健常者以上に、個々に一人ひとりの症状や心の悩みが違うんですから
みんな一緒は、禁物です

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