撮り旅・ヨーロッパ

ハンガリーを拠点にカメラ片手に古い教会を主に写真撮影の旅を楽しみ、そこで拾った生活、文化情報を紹介します。

秋色のA9号線とザルツカンマーグート(1)

2018-10-03 13:07:19 | 海外生活

 ハンガリーの南西部に住む者にとってドイツのバイエルン地方にクルマで旅する時、ウィーン

を通るいわゆる王道(A1号線)と云われる街道よりもグラーツ (Graz) を通るA9号線の方が時間的

にも距離的にも有利である。 もう一つのメリットとしては山岳を抜けて行くことで、素晴らしい

自然が満喫出来る、まさに裏街道といった感じである。 裏街道と云っても道が悪いわけではなく

Aが頭につく有料のハイウェイである。

小生にとってはスロヴェニアのマリボル (Maribor)を通っていくコースが最短で、M7(H)~A5(S)

~A9(A)の経路を今回は選んだ。

<しのび寄る道中の秋模様>

 ◆ St. Michael(A9号線)付近 

 

 Liezen 付近(国道145号線沿い)

 

 Bad Mittermdorf 付近(国道145号線沿い)

        

 道路の向かい側(西側).....東西の山間を国道は抜けて行く

 

<ロケーション>

 

1.グラーツ (Graz)

 人口22.5万人のオーストリア第2の都市であり、中心にある城山 (Schlossberg)を含めた

 旧市街は1999年に世界歴史文化遺産に登録された。

 1-1. 城山(シュロスベルク)

 ◆ 城山への階段入口広場(頂上へはエレベーター、ケーブルカーもある)

  

 

 ◆ 南方角、ムーア川沿いに広がる旧市街とランドマークの時計台

 

 ◆ メインのヘレン通り (Herrengasse) とその左端が市庁舎

 

 ◆ 西方向を望む、グラーツ中央駅を含めた新市街地            北西

 

 

 ◆ ハッカー男爵を称えたライオンの像(1809年建造)と共に望む北方向。

 (フランス軍との戦いで城塞を少人数で守り抜いた功労者)

 

 ◆ 城山の敷地内にある鐘楼.... 高さ34m、八角形でカール大公によって1588年に建立。

  鐘の大きさは径2m、4.6トン

 

 <当時の城山配置図>

 

 

 1-2. ヨハン大公の銅像と市庁舎のあるハウプト広場 (Hauptplatz)

  

 

 1-3. グラーツの教会達

 ◆ 市教区教会 (Stadtpfarrkirche)

  オリジナルとして16世紀に建てられていた小さな礼拝堂をドミニコ会が修道院として

  拡張してきたが、第2次世界大戦で破壊され、戦後に再建されたのが現在の姿。

 

  

 

 ◆ 聖マリア教会 .... 1604年に巡礼教会として建てられた。

 

 ◆ フランシスコ教会 (Franziskanerkirche)...旧市街のランドマーク的存在で1239年の建立

 

      これにて「秋色のA9号線とザルツカンマーグート(1)」は、お終いです。

 

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