前章の続きになるが、温泉湖ヘーヴィーズ (Héviz) からの帰り道は湖岸を沿う国道71号線を
辿ってきたので、対岸のフォニョード (Fonyód) に対抗する意味で、とりわけティハニ(Tihany)
から先(南西)でお薦めしたい景勝地を二カ所紹介しよう。
バラトン湖の北岸は起伏に富んでおり、住んでいる人や思い入れのある人には我が地が一番と言う
ことが多いであろうが、あくまでもこれは個人的な嗜好として。
<ロケーション>
1.バラトンジョルゥク (Balatongyörök)の展望公園
● 奇形の山として人気のあるバダチョニ(Badacsony)山を公園より眺める。 Jul. 23 2019
● 手前には湖を望む2010年オープンのゴルフコース “Golfclub imperial Balaton” が広がる。
コースを仕切る樹々も随分高く伸び、素晴らしいコースになったことであろう。 9ホール、
パー36は上級者にとって物足りないかも知れないが、バラトンで2箇所ある一つである。
☟ ゴルフコース造成時(Jul. 20 2008)
● ハンガリーでは滅多にお目にかかれない大きな松の樹が景色に華を添えている。
2.シグリゲット城 (Szigliget vár) からの眺め
● 城の上から東方向を眺めると Badacsony山と Fonyód の丘を望むことが出来る。 Jul. 23 2019
● 山の斜面が葡萄作りには絶好な地形(バダチョニ地区はハンガリーでは有数のワイン生産地)
● 北方向は国道71号線の並木道とカーリーメデンツェと呼ばれる山々が望める。
山と山の間には、至って牧歌的な空間も広がる。 (巻き草って絵になるなぁ~)
● 南西方向には先ほどのバラトンジョルゥク (Balatongyörök) と向かい合う、眼下には Szigliget村。
2-1. 城の概要
モンゴル軍(タタール人)の侵略に備える為に、1262年に造られた。
麓から入口まで100mほどの距離で、城の高さ242 m、ハプスブルク帝国軍によって破壊された後、
廃墟のままになっている(2013年に観光目的で手は加えられているが)
.... 城の詳細は本ブログ 2017-11-27投稿の「バラトンそぞろ歩き古城(1)」に記載。
2-2. 聖母マリア教会 (Szüz Maria neve temp.)
城の麓(登坂口)には、1261年代に創建されたローマカトリック教会がある。
現在の姿になったのは、1877年である
夏休みということもあるが、随分と観光客も増えたものだ。 この一区画は新しく出来たもの。
3.旅で拾った草花たち
● スーパーマーケットでもよく見掛ける人気の花、ベゴニア・センパーフローレンス。
● 花壇の定番、マリーゴールド(聖母マリアの黄金の花という意味が名前の由来、上記教会にぴったり)
● 雪のように張り巡らされた蜘蛛の糸の庭木がユニーク(自然の造形美)
これにて「バラトンそぞろ歩き(21)北岸の景勝地」は、お終いです。
本ブログへのご訪問ありがとうございました。
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