4月上旬から下旬に掛けては、どんな草花がバラトン湖周辺を彩るか?
今季は厳寒であったとは思わないが(むしろ3月上旬まで雪が積もらず、どちらと言えば暖冬)
花の開花時期は例年に比べ、2週間以上の遅れになっている。
1.ヒマラヤユキノシタ (Bergenia stracheyi)
日向を好む常緑多年草で、ヒマラヤ山脈周辺が原産という。
花ことば ; 「順応」「忍耐」「深い愛情」「情愛」「秘めた感情」「切実な愛情」
Mar. 20 2017
Apr. 12 2012
2.シダレヤナギ (Salix babylonica)
開花時期は早い年で4月上旬であるが、今年は3月中旬のドカ雪の影響で開花が大幅に
遅れるだろう。
花ことば ; 「我が心の悲しみ」「従順」「自由」
Apr. 04 2018
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Apr. 04 2008
3.イチョウ (Ginkgo biloba)
イチョウが若葉をつける頃は4月末、黄色く色づく晩秋(11月頃)が定番と思われ勝ち
であるが、若葉の並木道も見逃せない。
花ことば ; 「荘厳」「長寿」「鎮魂」
April 27 2017 @ Siofók 湖畔沿い
4.レンギョウ (Golden bell)
金の鈴と呼ばれるくらい、早春に鮮やかな黄色が映える。 刈りそろえると庭や公園を
ひときわ引き立ててくれる。
花ことば ; 「希望」「叶えられた希望」「豊かな希望」
Apr. 06 2018
5.ムスカリ (Muscari neglectum)
ブドウに似ていることより「ブドウヒヤシンス」と別名で呼ばれているヒヤシンスの近縁。
花ことば ; 「失望」「失意」
<咲き始め> Apr. 04 2008
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<咲き終わり> Apr. 20 2008
6.オオイヌノフグリ(学名:ベロニカ・パーシカ)
最近は生息地が少なくなり絶滅危惧Ⅱ類に指定されている雑草で、見つけたら幸運が
舞い込むとの言い伝えがある。
花ことば ; 「信頼」「清らか」「神聖」「忠実」
Apr. 04 2008
後述するタチイヌノフグリとの違いは、花びらが大きい、茎が長く丈が高い。
この時期にバラトン湖周辺で、群生する雑草として野原を埋め尽くしているのが.....
Apr. 02 2018
7.タチイヌノフグリ (Veronica arvensis)
ヨーロッパ原産の越年生雑草で、オオイヌノフグリよりも花びらは小さく、種子により
繁殖し、庭、芝生の間などに低く、びっしり生える。
花ことば ; オオイヌノフグリと同じである。 よって同種とみて良いのだろう。
Apr. 02 2018
8.スミレ(ハンガリーでは種類が多いが、 単にイボヤ Ibolyaと呼ばれる)
花ことば ; 「小さな愛」「小さな幸せ」「誠実」
Apr. 02 2018
9.シロバナタンポポ (Taraxacum albidum)
3~5月にどこにでも咲くキク科の多年草であるが、秋に咲くものもある。
花ことば ; 「私を探して、そして見つけて」
Apr. 02 2018
稀に、ピンクの色の花もあるようだ。 Apr. 04 2008
本当にタンポポなのか疑心暗鬼でもあるが、花びらから下はタンポポだと思ってしまう。
10.タンポポ (Taraxacum)
場所によっては、お馴染みな黄色いタンポポも他の雑草の中に混じって見られる。 但し、上記
シロバナタンポポより時期がちょっと遅い。 特徴は朝に花を咲かせ、夕方には萎んでいる。
花ことば ; 「真心の愛」「愛の信託」「神のお告げ」「思わせぶり」
Apr. 04 2018
11.アネモネの一種(ハンガリー語では Berki szellőrózsa )
ハンガリー語では、「ベルギーの天幕」と呼ばれ、トランシルヴァニア地方に多い早春期の花。
Apr. 19 2012
これにて「バラトンの草花を賞でる(春ー3)」は、お終いです。
「バラトンで......」 http://motsukahu.web.fc2.com