撮り旅・ヨーロッパ

ハンガリーを拠点にカメラ片手に古い教会を主に写真撮影の旅を楽しみ、そこで拾った生活、文化情報を紹介します。

メキシコ3大遺跡を訪ねて(チョルーラの遺跡巡り)

2017-08-23 03:07:59 | 海外生活

下に示す数あるメキシコの遺跡の中で、代表的な3大遺跡と云われている丸囲みの箇所を巡る。

 

   第1回 チョルーラ:プエブラ市内よりバスで40分

   第2回 テオティワカン:メキシコシティの北バスターミナルから1時間

   第3回 チチェン・イツアー:カンクンよりバスで3時間(メリダからの方が2時間と近いが)

 

 1. チョルーラの遺跡

プエブラの近郊、西方に10kmにあるチョルーラの古代遺跡(名称はトラチウアルテペトル大神殿)

のピラミッドは紀元前3世紀以前に作られたと云われている。

同時期にメキシコ中央高原には、テオティワカンが繁栄しており、共に交流があった。

7世紀頃より両都市は衰退し、姿を消しテオティワカンは放棄されたが、チョルーラは「チチメカ」や

トルテカ」といった部族の支配下で存続し、1519年のコルテスのスペイン軍に占拠されるまで

アステカ帝国の衛星都市として栄えていた。

  <ピラミッド外観模型>

     

トラチウアルテペトル大神殿の底辺の広さ400㎡、高さ64mは、知名度で勝るテオティワカンの

「太陽のピラミッド」を凌ぐ世界最大級のピラミッドである。

プエブラの旧市街歴史地区と一緒に、1987年にユネスコの世界文化遺産に登録された。


  

         チョルーラの街全貌(ピラミッドの頂上より)

チョルーラは西暦1500年頃までは、テオティワカンに次ぐメキシコ第2の大都市であった。(人口4万人)


 

   神殿跡、壁面には貴重な壁画が数多く残っており、現在も発掘中。

 

        ピラミッドの頂上に佇むロス・レメディオス教会

1519年にコルテス率いるスペイン軍によって征服されたのちに、ピラミッドの頂上にスペイン人に

よって1570年にカトリック教会が建てられた。

   

 白を基調としたバロック建築と装飾品が保存。

 

薄っすらではあるが、メキシコで最も有名な火山ポポカテベトル(左)とイスタシワトル(右)が

北方に 望めた。  ポポカテベトル山 5426m, イスタシワトル 5286m 

 

 

     これでチョルラーの遺跡巡りはお終い。

 

「バラトン遍路の旅」