「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

             寒梅に雪国の生活を想う

2010-12-27 07:01:20 | Weblog
通りを隔てた高台の隣家の寒梅が早くも白い花を咲かせ始めた。小ブログによると、一昨年は12月30日が開花日だから、今年は5日ほど早い。今夏の猛暑の影響かもしれない。早速、写真に撮ったが、僕のカメラと技術では、ご覧の通り家と梅の木の写真だけだ。

東京はこのところ寒さは厳しいが好天が続いている。しかし、日本海沿いの北陸、東北、北海道は大雪に見舞われている。お見舞い申しあげます。東京生まれ、東京の生活が長いのだが、現役時代、長野、郡山、札幌とトータルすれば10数年、北国で生活しており、雪の厳しさはいやというほど体験している。

昭和45年の冬だったと思うが、会津若松から出張の帰途、猪苗代湖畔の国道49号線で、乗っていた車がものすごい雪煙りに巻きこまれ、にっちもさっちも行かなくなり、深夜遅くやっと郡山にたどり着いたのを覚えている。今回も同じ49号で300台もの車が豪雪で立ち往生して長時間にわたって交通がスットプした。

札幌の冬は長野、郡山の比ではない。転勤して1,2年は珍しくもあり北海道の冬をエンジョイしたが、3年目頃から苦痛になってきた。東京育ちの人間は屋根の雪降ろしや雪かきなどしたことがない。子育てのまっ最中だったが、信州生まれの妻に代行してもらったが、女手であり上手に出来ず、郵便配達の人から、お小言を頂戴したりした。凍てつく深夜、酔って帰宅し、何回も転倒して痛い目にもあった。

雪国の人には申訳ないが、その点、雪の少ない東京は幸せだ。30年前の3月、雪の札幌から沈丁花の匂いただよう早春の東京に戻って来た時の幸福感が忘れられない。誰でも生まれ故郷が一番よいのかもしれないが。

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2 コメント

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観光はよいけれど (chobimame)
2010-12-27 12:35:00
観光地の雪化粧は最高ですが、住むのは大変だと思います。北海道の知人が、この時期に旅行をしたくても雪降ろしが気になって何処にも行かれないと言っていました。雪降ろしがあるので近所隣に気安く留守を頼めないそうです。関東に住んでいると想像出来ない過酷さがあるようです。東京は暖かいのだか寒いのだかよく判らない気候ですね。1月2月は寒波が来るという噂がありますが、この1年は体がついていくには大変な気候でした。あと数日で新年です。お風邪をひかれませんように。
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住むのなら集合住宅 (kakek)
2010-12-27 15:41:15
chobimame さん
本州から北海道に移住した場合は、高層集合住宅しかも駅に近い場所にすまないとダメです。生まれて育ったのならば雪降ろしも苦にならないと思うのですが。また高齢者には雪の多い所は過酷です。北欧の豪雪地帯はどんな暮らしをしているのか関心があります。
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