もう半世紀以上も前から続いているカトリック教会のラジオ番組「心のともしび」(京都放送制作)に友人の熊本洋さん(元カトリック新聞編集長)が出演、「古事記とカトリック教会について話をされた。早朝番組のため聴きのがしたので、改めて熊本さんにその内容を尋ねたところ、メールで番組の草稿を送って頂いた。
熊本さんは番組の中で古事記に出てくる「出雲八重垣」の話を紹介されていた。”八雲立つ出雲の八重垣 妻篭みに八重垣つくる”ーは須佐之男(スサノオノミコト)が作られた日本最古の歌だそうだが、その意味は八岐大蛇(ヤマタのオロチ)を退治して櫛名田比売(くしなだひめ)を妻にした須佐之男が出雲の国に行き妻のために何重もの垣根をめぐらした八重垣の家を造った―というようなことだ。
熊本さんは中国の万里長城、ベルリンの壁、イスラエルの壁など古今東西の垣根、壁、敷居などを紹介しているが、何か僕にはわが国の防衛について示唆しているような話にもとれた。
安倍内閣になって憲法改正の論議が盛んである。おりしも中国艦艇によるレーダー照射など挑発的な行動が目立つ。週刊誌の見出しには”中国人9割は日本と戦争””東京空襲”などと物騒な言葉が躍っている。そんなことは絶対にあってはならないと思っているが、相手のあることだ。わが国は憲法9条によって「専守防衛」で縛られている。須佐之男は、八岐大蛇を退治した後、出雲の地に八重垣を築いている。過去の歴史を見ると、戦争は想定外のことで起きているケースもある。
熊本さんは番組の中で古事記に出てくる「出雲八重垣」の話を紹介されていた。”八雲立つ出雲の八重垣 妻篭みに八重垣つくる”ーは須佐之男(スサノオノミコト)が作られた日本最古の歌だそうだが、その意味は八岐大蛇(ヤマタのオロチ)を退治して櫛名田比売(くしなだひめ)を妻にした須佐之男が出雲の国に行き妻のために何重もの垣根をめぐらした八重垣の家を造った―というようなことだ。
熊本さんは中国の万里長城、ベルリンの壁、イスラエルの壁など古今東西の垣根、壁、敷居などを紹介しているが、何か僕にはわが国の防衛について示唆しているような話にもとれた。
安倍内閣になって憲法改正の論議が盛んである。おりしも中国艦艇によるレーダー照射など挑発的な行動が目立つ。週刊誌の見出しには”中国人9割は日本と戦争””東京空襲”などと物騒な言葉が躍っている。そんなことは絶対にあってはならないと思っているが、相手のあることだ。わが国は憲法9条によって「専守防衛」で縛られている。須佐之男は、八岐大蛇を退治した後、出雲の地に八重垣を築いている。過去の歴史を見ると、戦争は想定外のことで起きているケースもある。
新憲法が制定された頃を思い出す。あの時代は悲惨な戦争が終わって、国民が皆がこれで平和な時代がやってくると大喜びしたものです。何もわからない僕ら若者は、戦争放棄の画期的な憲法だと手放しで絶賛したものです。
しかし、実際は無責任なものであり、改正の声があがってすでに半世紀以上の月日が経っています。それでも依然として改正反対を主張している勢力があります。占領軍から押し付けられた憲法の矛盾を、自分たちで改正するのになぜ反対するのだろうか。
日米の安全保障条約の条文には、日本での軍事基地を、米国に自由に使わせる義務の他は、全くないはずであり、130億ドルもの支出の根拠も不確かでした。(日本は、エネルギーの約7割を中東地域に依存しており、この地域から日本への原油・天然ガスの輸送を守るために、日本が拠出するのだというわけでもなさそうでした)
将来もしも、軍事同盟国の友軍が、日本以外の場所で攻撃されれば、日本も参戦して戦うのか否かを、今度の憲法改正で、徹底討論して、覚悟を決める時代が来ていると思います。いつまでも、「謝罪外交」と「小切手外交」だけでは、具体的な対処ができない時代を迎えていますから。
また、
世界中で、日本企業や日本人が活動する時代ですので、海外で戦争・革命・暴動が始まって、万一、まきこまれたときに、邦人の財産と生命を、どのようにして守るかも問われます。
徴兵制度は、いらないのか?再考すべきときでもあるように感じます。「自分の国は自分で守る」という気概のない国家は、いつか滅亡するのではないだろうか?
クウェートの戦後総括の文書に日本への感謝がないとは驚きです。日本の国際外交を象徴していますね。アラブは過去において日本の植民地支配を受けていないから親日的だと言われますが本当はどうなのでしょうか。僕が個人的に知っているアラブ人は、表面は親日そうにみえますがなかなかしたかです。日本がアラブを知らな過ぎるのではないのでは。今回のアルジェリア事件についても、何故日本人が狙われたのか、この面からの検証も必要です。安倍政権んが気前よくパレスチナ統治機構に支援のおカネを出しているが、もう一度、対中東政策を日本独自の立場から見直すべきです。