「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

大横綱白鳳 前人未到の大記録と力士の怪我

2015-01-24 06:30:55 | Weblog
千秋楽を待たず昨日13日目で横綱白鵬が物言い後の熱戦後、大関稀勢の里を破り33回目の優勝を決めた。あの昭和の大横綱大鵬の32回の記録を越えた前人未踏の大記録である。改めて驚いたことは、白鵬は2007年名古屋場所で横綱に昇進以来、7年45場所、総て10勝以上の2ケタの勝利で、一回も土俵を休んでいないことだ。大変な体力と精神力の持ち主だ。

相撲は体と体のぶつかり合いで激しい競技だ。どうしても怪我はつきもの、このために有望力士が土俵を去ったり、下位に落ちているのは残念だ。白鵬の大記録とは裏腹に、土俵上のマナーの良さと独特の守勢の相撲で人気があった元小結豊真将が膝の故障で全休し幕下に落ちていたが、回復が思わしくなく今場所限りで引退した。豊真将は横綱白鵬には15戦して一度も勝てなかったが、大相撲人気の蔭の立役者であった。

毎場所思うことだが、怪我で幕下以下に落ちていた力士が復帰を目指し健闘していることだ。今場所も三段目優勝した竜電は元十両力士、7場所連休して番付け外に落ちていた飛翔富士も十両力士だったが、前相撲で3勝して来場所は序の口に復帰するという。三役経験者の妙義龍も栃ノ心も怪我がもとで三段目や幕下に落ちたが、見事に復帰し幕内で活躍している。両力士の再起を望む。

それにしても白鵬は、すでに横綱在位45場所というのに休みがないのは驚異的だ。大鵬は58場所だったが、131日も休んでいる。如何に白鵬が精進しているかが解かる。まだ29歳の若さである。どこまで記録が伸びるか楽しみである。

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