中国の昆明で25日からASEANと中国との間の外相会議が始まる。主な議題は中国とASEAN諸国間との交通網の整備のようだが、同時にASEAN諸国と中国間で領有権を争っている南シナ海の南沙諸島の問題も議題に上るようである。
ASEANはこれに先立ちインドネシアのロンボク島で非公式外相会談を開いたが、会議後、議長国のマリティ外相は「2002年にASEAN諸国と中国との間に署名された南シナ海・南沙諸島での武力行使禁止や資源共同開発について早急にガイドライン(指針)を作成する必要がある。放置すれば禍根の的になる」と発言、昆明会議で取り上げられることを示唆した。
南沙諸島は南シナ海に浮かぶ100位の島からなっており、小島そのものは価値は名井が、海底には推定埋蔵量200億㌧といわれる大油田があるとされている。このため、その領有権をめぐってベトナム、マレーシア、フィリピンのASEAN諸国と中国それに台湾との間で争いが続いている。
2002年にはASEAN諸国と中国との間で、紛争回避のため前記声明が調印されたが、一向に進展がなく、逆に中国は南沙諸島水域で大々的な軍事演習を展開したり、勝手に島の一つに建物を建てたりして覇権主義的行動に出ている。
南沙諸島は戦前は「新南群島」と言う名前で、わが国の領土であったが、1951年のサンフランシスコ条約で領有権は放棄している。しかし、昨年の尖閣諸島の例もある。他国の固有領土さえ、自分の領土と主張する中国である。わが国にとって昆明会議はまったく無関係ではない。注意深く成行きを見守らなければならない。
ASEANはこれに先立ちインドネシアのロンボク島で非公式外相会談を開いたが、会議後、議長国のマリティ外相は「2002年にASEAN諸国と中国との間に署名された南シナ海・南沙諸島での武力行使禁止や資源共同開発について早急にガイドライン(指針)を作成する必要がある。放置すれば禍根の的になる」と発言、昆明会議で取り上げられることを示唆した。
南沙諸島は南シナ海に浮かぶ100位の島からなっており、小島そのものは価値は名井が、海底には推定埋蔵量200億㌧といわれる大油田があるとされている。このため、その領有権をめぐってベトナム、マレーシア、フィリピンのASEAN諸国と中国それに台湾との間で争いが続いている。
2002年にはASEAN諸国と中国との間で、紛争回避のため前記声明が調印されたが、一向に進展がなく、逆に中国は南沙諸島水域で大々的な軍事演習を展開したり、勝手に島の一つに建物を建てたりして覇権主義的行動に出ている。
南沙諸島は戦前は「新南群島」と言う名前で、わが国の領土であったが、1951年のサンフランシスコ条約で領有権は放棄している。しかし、昨年の尖閣諸島の例もある。他国の固有領土さえ、自分の領土と主張する中国である。わが国にとって昆明会議はまったく無関係ではない。注意深く成行きを見守らなければならない。
米国がフィリッピンに軍事基地を持っていた時には、黙っていた(その時は文革後の混乱期でもあった)のですが、撤退してから手を出してきました。沖縄の抑止力と同じです。民主党の鳩山の馬鹿どもは、こんな基本的なことも理解していませんでした。対ASEAN外交も民主党には確立したものがなく、新しい情勢に対応できているのかどうか心配です。