「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

リカレント教育とRPA(事務のロボット化)

2018-03-25 07:27:36 | 2012・1・1
人生百年構想会議の席上、安倍晋三総理がリカレント教育の普及拡充を関係閣僚に指示したという。リカレント教育とは英語の「recurrent」、回帰、反復という意味からきていて”学び直しとでも訳そうか。百年という超長寿社会を前に、若い時の教育だけでなく、人生の途中でもリカレント教育が、とくにIT技術では必要になってきたというわけである。

IT時代の先駆け、ワープロが世に出た昭和の終わりから平成の初め頃ではなかっただろうか。機種の一つ「一太郎」の名称が、戦前、軍人美談として教科書で学んだ僕ら昭和世代の話題になったことを覚えている。30年ほど前のことである。そのワープロ時代が去ってPCインターネット時代に移行したのは今世紀になってからだ。僕が75歳を機会にPCでブログを書き始めたのは2006年からである。

総務省の統計によると、2016年度のわが国のPCの普及率は73.2%、スマホも71.8%と固定電話の73.0とほぼ同じである。30年前にはゼロだったのだから驚くべき急速な普及率である。そして、このIT革命は依然進行中である。昨夕、NHKテレビのニュース番組で「RPA」を特集していた。「RPA」とは"Robotting processing automation"の略で、人屋も口知能を備えたロボットによる業務改革の事で、すでに導入中の企業が400社もあるという。

ワープロから僅か30年のこの変化である。レカーレント教育がなければ社会についていけない時代になってきた。PCのインターネットで手一杯の80老人には難しい時代になってきた。


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2 コメント

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ついていけない (chobimame)
2018-03-25 11:25:05
このような社会にすんなり順応出来るのは、やはり子供達なのでしょうね。
私なども全くついていけません。
スマホなどもメールやネットを見るだけで、スマホ本体の機能などを全く使いこなしていません。
これからは、ロボットを使いこなす極一部の人と、ロボットに使われる圧倒的な人々に分かれるのではないでしょうか?
あと10年から20年の間に、人間がやっている今ある仕事の半数以上がロボットに変わるそうです。
これからの社会は、想像もつきません。
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人工知能 (kakek)
2018-03-26 08:14:24
chobimame 様
30数年前にはIT革命で、こんなに社会が変るとは誰も想像していなかったと思います。僕の周囲にはこれに乗りおくれた知り合いがいますが、日常生活にも支障が出てきています。そういう僕も日進月歩の技術についていけません。文字盤の大きなケータイは昔持っていたのですが、費用を惜しみ”スマホ”1切り替えなかったら、置いてきぼり食ってしまいました。
恐らく人工知能のロボット時代が来るでしょう。幸い?その時代には僕はおりませんが。
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