「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

        ”ねんきん往復便”のムダ

2008-02-22 07:13:15 | Weblog
宙に浮いた5000万の年金問題は年度末で解決できず4月以降に持ち込まれた。
社会保険庁は、新たに「ねんきん特別便」103万通を再送したが、こんどは大丈
夫なのだろうかー。またまた内容が解り難いなどの理由で、意味のない「特別便」
になるのではないかー。往ったり来たりの”往復便”はもう結構だ。

昨年12月から社保庁が”記録もれ”がありそうな対象者に送った「ねんきん特別
便」で”訂正あり”と回答があったのは5万人(7.4%)”訂正なし”が25万人(34.7
%)未解答が42万人(57.5%)-つまり半数以上が社保庁に回答していない。内
容が解り難いという以前の問題があるのではないかー。

独断と偏見かもしれないが”訂正なし”や未回答の受給者や加入者は、もう"宙
に浮いた”年金から切り捨ててもよいのではないかー。これだけ社会を騒がせて
いる問題である。自分の老後の問題である。問題があれば当然相談に行く。ただ
問題があるとすれば、認知症など高齢者である。

社保庁は有識者からいろいろ意見をきいているが、特別老人ホームなど老人と日
常接する現場からの意見をきいているのだろうか。僕の周囲にも社保庁と社会保
険事務所の違いさえ知らぬ者がいる。

「ねんきん特別便」を今のような形で繰り返し送っても、問題は百年河清を待っても
解決されない。政府はある時点で”線引き”して、将来の世代に対して老後安心して
生活できる年金制度の構築を急ぐべきである。




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2 コメント

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社保庁解体! (chobimame)
2008-02-22 12:14:00
年金問題は、政府が全額保証するなどの措置を取らない限り、残念ながら解決することはないと思います。

それだけ社会保険庁は真剣にこの問題を解決しようとは更々思っていません。

なぜなら、彼らは同じ部署にせいぜい2~3年しかいないからです。

公務員は民間企業との癒着の問題などから同じ部署に長く居られなくなっています。

だから自分達が犯した罪という意識はありません。「誰かがやった。誰かが解決してくれる」

その原因は、3月になって職員が異動になり、新しい職員がやってきますが、まったく仕事の引継ぎをしないで異動をするのです。(民間企業では引き継ぎ無しの異動はありえない)

そして、新しくきた職員は、新しい部署の新しい仕事を覚えるか覚えないうちに、また異動になるのです。

だから責任意識も薄くなりますし、最初から最後まで責任を持って仕事をしないのが実態です。

私も公務員と接する仕事を長くしていますが、仕事に対する緩慢さには呆れています。

公務員制度そのものを変えない限り、何党が与党になっても、この問題は絶対に解決しません。

年金を一元化にし、公務員の共済年金から損失を補てんすると決めれば、社会保険庁も少しはまともに機能するかもしれませんが、公務員は自分達の権利を守ることには必死ですから、年金の一元化の道のりは、まだ遠いでしょうね。
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将来を見すえて (kakek)
2008-02-22 13:03:47
chobimame さん
怒られるかも知れませんが、過去の問題は適当に"線引き"したほうがよいです。
5000万だ1000万だと数字に惑わされますが実態は?
次世代が安心して老後を送れるような制度を早急に構築するのが先決です。過去の小さな?問題にこだわっても仕方がありません。
共済年金でアグラをかいている連中では
国民年金生活者の実態も解らないし、将来の改革についても真剣になれないでしょうね。

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