「後期老齢者医療制度」の”後期”が老人間で不評だから名前を変更し”熟年”したらどうかという案がまた浮上しているという。「後期老齢者保険制度は」2008年から実施されたが、その時も老人たちから一斉に批判が出て、当時の福田康夫首相は”長寿医療保険”と名前を変更したが、定着せず依然”後期”の名前で呼ばれている。
制度の名称変更を示唆した田村憲久厚労相は、例として75歳以上は”熟年”、65歳から74歳までは”若年”と呼んだらどうかと提案した。しかし、名前を変更したからといって、老人医療制度は解決される問題だろうか。わが国の社会保障制度の最大のガンともいわれる老人医療費の高騰は、こんな名前の変更といった姑息なことで解決するとは素人の僕でも理解できる。
80歳代の半ば近くになると、僕らは”後期高齢者”呼ばわれしても抵抗はない。問題は”後期高齢者”医療保険の内容だ。年金生活の僕らにとって、その年金から直に保険金を棒引きされるのは心理的に抵抗がある。しかも僕の場合年金以外に僅かな別収入があるから、年に30万円近くも取られている。保険制度であるから仕方がないと諦めているが、田村厚労相がいう”若年”老人層が依然、老人扱いされず、僕らからみれば”恩典”があるのは不公平である。
日本の現状からみて65歳から老人とみるのは、どんなものだろうかー。例えば制度を改めて70歳以上を老人とし、医療保険制度も「老齢者保険」に一本化したらどうだろうか。そして被保険者は低収入者を除いて一律、現行の窓口負担を1割から2割に引き上げたらどうだろうかー。年金生活者にとって75歳後期というボーダーラインはあまり意味がない。少子高齢者時代、現在の老人医療制度の破綻は目に見えている。制度の名称変更で片付くものではない。
制度の名称変更を示唆した田村憲久厚労相は、例として75歳以上は”熟年”、65歳から74歳までは”若年”と呼んだらどうかと提案した。しかし、名前を変更したからといって、老人医療制度は解決される問題だろうか。わが国の社会保障制度の最大のガンともいわれる老人医療費の高騰は、こんな名前の変更といった姑息なことで解決するとは素人の僕でも理解できる。
80歳代の半ば近くになると、僕らは”後期高齢者”呼ばわれしても抵抗はない。問題は”後期高齢者”医療保険の内容だ。年金生活の僕らにとって、その年金から直に保険金を棒引きされるのは心理的に抵抗がある。しかも僕の場合年金以外に僅かな別収入があるから、年に30万円近くも取られている。保険制度であるから仕方がないと諦めているが、田村厚労相がいう”若年”老人層が依然、老人扱いされず、僕らからみれば”恩典”があるのは不公平である。
日本の現状からみて65歳から老人とみるのは、どんなものだろうかー。例えば制度を改めて70歳以上を老人とし、医療保険制度も「老齢者保険」に一本化したらどうだろうか。そして被保険者は低収入者を除いて一律、現行の窓口負担を1割から2割に引き上げたらどうだろうかー。年金生活者にとって75歳後期というボーダーラインはあまり意味がない。少子高齢者時代、現在の老人医療制度の破綻は目に見えている。制度の名称変更で片付くものではない。
操作の誤りで、せっかくのコメントを消してしまいました。ごめんなさい。名前を変えて解決される問題ではありません。