「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

「リトル・インドネシア・イン・ジャパン」

2014-09-02 07:13:43 | Weblog
昨日在日インドネシア大使館主催の第6回「リトル・インドネシア・イン・ジャパン」へ出かけてきた。インドネシアで出来た衣類、織物などの装飾品の見本市である。加齢と共に足が弱くなり、めっきり社会参加の少なくなった老人だが、2通も同じ招待状を頂いており、礼儀として多少きつくても参加させて貰った。でも、行けば会場はジャワのガメラン音楽が流れ、踊りも見られて楽しい一時を過ごさせて貰った。

10年ほど前までは、この種の催しがあると、会場には戦争中、この地に従軍した世代の方が大勢見られた。が、今、皆さんほとんどが80歳代後半から90歳代になり、昨日も会場には一人も見られなかった。戦争中、激しい戦闘のなかった”ジャワ、スマトラ天国”におられた方々は、戦後の戦友会の活動も活発で、東京のインドネシア大使館の行事にも積極的に参加していた。

英国のBBC放送の世論調査によると、インドネシアはアセアン諸国のうち最大の親日国であり、日本への関心が強い。これに反して日本人のインドネシアへの関心度はどうだろうか。人口2億を超える大国なのに”バリ島もインドネシアですか”といった程度の認識度である。この催しについても事前のPRがほとんどなされていない。せめて一般財団法人日本インドネシア協会ぐらいHPに紹介して協力してもよいと思うのだが。

第6回「リトル・インドネシア・イン・ジャパン」
期間 2014年9月1日(月)2日(火)
主催 在日インドネシア大使館商務部
海上 日本アセアンセンター(港区新橋6-16-19)電話03-5402-8001
アクセス 都営地下鉄御成門A4出口前
(入場無料)

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4 コメント

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修学旅行などで若い世代の定期交流を (lordyupa)
2014-09-02 19:01:10
産経新聞の7月の記事によると、大分県教職員組合が助成金をだして、2泊3日の「親子で学ぶ韓国平和の旅」韓国格安ツアー30組を募集しているそうである。親子1組(2人)が2泊で2万5千円という破格の旅行代金が売り)

このような反日国家ではなく、ブロガーの推奨されるように、親日のインドネシアとの間で、定期的に交流するツアーを文科省、外務省などが連携して、企画してはどうでしょうか?とくに、インドネシア親子が日本へ来る渡航費・滞在費などは、ODA予算などから充当。日本よりGDPの大きい大国中国へ未だに支払っているODA予算を削減すれば、相当な交流ができるのではないか?

 
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善性の遺産を (kakek)
2014-09-02 19:23:05
lordyupa さん
元駐ジャカルタ大使、元JICA総裁から直接聞いた話です。インドネシアの教科書には反日記述が多いそうです。大使は在任中、インドネシア政府に何度か抗議、訂正を求めたそうです。このためか、インテリ層にはおかしな歴史観に立った反日が多いです。一方、庶民の間には、日本軍の善政(ジャワ、スマトラ)には日本ファンが多いです。JKBがいまジャカルタで人気なのも理解できます。
残念ながら、最近の日本人は、ビジネスから入ってきているので、心から心への友好に欠けています。。
折角の日本善政の遺産を上手に将来へ友好へ結びつけたいものです。今、インドネシアでの商売は韓国にだいぶ食われてきています。おかしな話です。
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教科書による憎悪の世代増幅 (lordyupa)
2014-09-02 22:23:40
東南アジアの国々では、数百年もの長い期間、西欧の植民地支配によって、歪んだ社会階層が形作られ、白人支配層、中華系の商業など中間層や腐敗しがちな政府官僚、マレー系など下層庶民からなる。国境の線引きも、西欧列強の軋轢から線引きされており、複雑な民族(言語や文字)、異なる宗教構成です。植民地化により、宗主国の都合にのみ合致した産業から出発せざるをえない点も難儀です。国民を投合して、経済成長、近代化、民主化をバランスよく進めることは難しいことは想像にかたくない。

中国の反日感情は、江沢民によって1990年代から着手され、教科書などを通じて、反日映画、反日記念館などとあわせて、二十年間一貫して、粛々と積み重ねられて21世紀の反日暴動にまで達しました。インドネシア教科書の反日記述は、日イ双方の従軍世代がなくなられるにつれ、庶民への義務教育が普及して庶民層の識字率があがるほど、深刻な問題をはらんでくるとおもいます。

国連での、韓国などの従軍慰安婦捏造も、ここ二十年ほど、日本が国際的な場で、公式に英語で反論をしてこず、むしろ、宮沢首相が謝罪外交を展開、村山首相・河野談話で、日本政府自身が公認しているというのが、インドネシアのインテリ達が考えるのも無理はないと思います。



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宮沢、村山の時代 (kakek)
2014-09-04 12:07:49
lordyupa さん
細川、宮沢、村山あの時代は今考えると何だったのでしょうか。同世代の人間なので反省しています。アジア女性基金もあの時代の産物です。左の訳のわからにない連中にうまく立ち回られ、誤魔化されいます。中でも外務省が悪かったですね。
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