「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

     連休中のボランティアと辻本担当補佐官の役割

2011-05-06 07:06:11 | Weblog
東日本大震災被災地へのボランティアの数は大型連休前までで延べ13万人(読売新聞調べ)だという。この数は多分大型連休でさらに増え、15万人は越すだろう。現地からのテレビの報道によると、連休中、被災地へ駆けつけたボランティアは休日前の3倍で、場所によっては1日、2時間の作業量しかなかった所もあったようだ。

僕ら戦争中、強制的に学徒動員させられた世代には、今一つボランティアがぴんとこない。阪神淡路大震災以来、自然災害後の被災地救援で日本の社会に定着してきた。だからこそ、菅総理が大震災直後思いつき、辻本清美氏を首相補佐官に任命したのであろう。しかし、大震災から、そろそろ2か月経つというのに、彼女と被災地のボランティアとの関係が僕にはよく理解できない。

内閣官房には震災災害ボランティア室があり、例の年越し派遣村の村長だった湯浅誠氏が室長に任命されている。一方、民主党党内にも震災ボランティア室がある。この二つと辻本首相補佐官との関係がどうなっているのだろうか。ここにも”屋上屋を重ねる”ことが好きな菅総理の政策が散見できる。

辻本氏は補佐官就任に当たって"ボランティアとは自主独立が基本だ”と言っていたが、僕も本来そういうものだと思う。大型連休中の被災地でのボランティアの活躍は大変なもので頭がさがる思いだ。しかし、僕にはこの活躍と菅総理が、震災直後のあの大混乱の中で、救出活動をさしおいた形で彼女を任命した人事との関係が、やはりどうしても、理解に苦しむ。

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2 コメント

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”菅制”のボランティア (kakek)
2011-05-07 09:53:08
chobimame さん
反米、反自衛隊の人間が総理のボランティア補佐官では、機能するわけがありません。辻本がやったことは、連合からのボランティアの仕分けと、与党議員の被災地訪問の調整ぐらいのものです。もともとボランティアは個人の自由意志によるもので、”菅制”のボランティアなんかありえないものです。大震災で人命救出が最優先なあの時に、節電とボランティアの補佐官を任命するという神経がわかりません。
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見せかけ (chobimame)
2011-05-06 17:35:02
GWのボランティア活動の人材の振り分けが出来ずに飽和状態になっているというニュースを見ました。
その一方でまったくボランティアの手が届かずに飲み水にも事欠く場所があるそうです。
一定率、行政が割り振ったりするのは大事だと思いますが、民主のやっているボランティア室の意味はまったくもって不明です。
民間ボランティアの声を聴くとか連携がどうとか言っていましたが、何がどう機能して動いているのか見えません。
だったらいっそすべてを民間人に委ねるべきだと思います。
民主の地震対策は見せかけです。
菅は週十分の福島入りで被災者から怒号を浴びせられたので、数日前の訪問は4時間いたとアピールしていました。
時間の問題ではないと思いますが、菅は常にマスコミを意識しています。
民主の議員にはつくづく危機感がないと思いましたがやはりです。
民主の石井がこの時期にフィリピンでゴルフだそうです。
実に呆れました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110506-00000061-jij-pol
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