東京五輪開催まで3か月余、それを盛り立てる聖火リレーまで45日と迫ったのに島根県の丸山達也知事が県内の聖火リレーを中止すると公表した。政府のコロナ対策からみて時期ではないということらしい。知事の座右の銘は臨機応変だそうだから、いざ、機に臨めば心変わりすると思うのだが。
東京五輪は7月23日から8月8日まで332競技、44会場で行われる。これはすでにIOC(国際オリンピック委員会)とお間で決定事項であり、あとはコロナの感染状況をみて会場を無観衆にするとか制限するとか決めることだと了解しているのだが。ところが、ネットの意見調査によると,五輪を中止すべきだというのが76.96%もいるのだ。丸山知事もその一人なのだろう。
しかし、五輪開催はすでに世界的に決定している。開催国としては、開会を前に開催気運を盛り上げるのは当然である。それなのに、残念ながら日本では組織委員長が辞任して後任選びでそれどころではない。五輪は国家を挙げての事業である。