昨年10月のハロウインのトラブルを受けて地元の渋谷区議会が今年からハロウィン前後の数日間、駅前のハチ公広場やセンター街などの繁華街での路上飲酒を禁止する条例を制定可決した。しかし、条例には罰則がなく、違反者は”指導”するだけ、果たして成果はあるのだろうか。
戦前、昭和の時代、東京では路上を食べ歩きする姿は皆無に近かった。子供であった僕も母親から強く言われていた。紙芝居のあと、歩きながら水あめをなめて帰宅するだけでも怒られたものだ。しかし、今はどうか。いい年をした大人が口をモグモグして観音様の中道を歩いており,それがテレビの画面の売り物になっている。古い世代の僕らからみると、あまり行儀のよいものではない。
観光が売りもののシンガポールでは路上での”口モグモグ”や煙草の吸殻のポイ捨ては厳罰であり、チュインガムの国内持ち込みも禁止されている。深夜10時から朝7時まで屋外の飲酒も禁止されており、違反すると1000シンガポール.ドル(8万円)の罰金だという。うるさいことづくめのシンガポールだが、不思議と何回も観光に訪れたくなる。
渋谷区の条例は路上での飲酒を”指導”するというが、具体的にはどう”指導”するのか、シンガポールのように具体的に路上での禁酒時間を決めたり、違反者に厳しい罰則を課したほうがよいと思うのだが、
自由にもルールや秩序があり責任が伴います。
そこを教えねば、ただの野蛮社会です。
時には強制的な決まりや厳罰は必要だと思います。
モラルに関して法的に縛らないといけない国になってきたのですから。
戦前は孔孟の教えの道徳観があったと思います。シンガポールはまだ、それが残っています。日本は戦後のおかしな米国の影響を受けすぎましたね、”指導”だけで若い人は従うでしょうか、