「2030年代に原発稼働をゼロにする」政府の革新的エネルギー戦略が閣議決定されなかった。かわって大まかな政府の対応方針だけが”不断の検証と見直し”を条件に決定をみた。これでは”革新的な”戦略といえるかどうかだ。2009年、民主党は政権交代時”2020年までに温室ガス排出量を1990年比25%にする”と国際約束したが、これに比べれば、今回時期を明記しなかったのは、多少”良心的”なのかもしれないが、果たしてこれが戦略といえうかどうかだ。
民主党政府は「戦略」とか「戦術」という言葉が好きなようだが、どうもどれも国民に媚びたポピュラリズムから出ているようにみえてならない。今回の「尖閣国有化宣言」にともなう対中国政策について野田総理は、テレビ番組の中で反日デモなど中国の反発は想定外だったと語ったという。想定外というからには、国としての「戦略」や「戦術」があったと思うが、相手側が10月に共産党大会を控えて政治的に流動期にあることを配慮しなかったのだろうか。どうも日本国内の石原都知事の提案だけにに、目が向いていたようにみえてならない。
野田総理は同じテレビ番組で”国有化は平穏かつ安定的に島を維持管理するのが目的だ”と中国側に再三説明してきたと語っていたそうだが、中国がこれを理解するわけがない。今年は日中国交40周年の切れ目の年なので、すべて友好裏にことが運ぶとでも思っていたのであろうか。自国の国旗が強奪されても”遺憾である”だけの外交音痴の大使である。誤った情報分析の上に立っての戦略戦術としか思えない。外交問題には”不断の検証”は必要だが、”見直しは時にはきかない場合もある。
民主党政府は「戦略」とか「戦術」という言葉が好きなようだが、どうもどれも国民に媚びたポピュラリズムから出ているようにみえてならない。今回の「尖閣国有化宣言」にともなう対中国政策について野田総理は、テレビ番組の中で反日デモなど中国の反発は想定外だったと語ったという。想定外というからには、国としての「戦略」や「戦術」があったと思うが、相手側が10月に共産党大会を控えて政治的に流動期にあることを配慮しなかったのだろうか。どうも日本国内の石原都知事の提案だけにに、目が向いていたようにみえてならない。
野田総理は同じテレビ番組で”国有化は平穏かつ安定的に島を維持管理するのが目的だ”と中国側に再三説明してきたと語っていたそうだが、中国がこれを理解するわけがない。今年は日中国交40周年の切れ目の年なので、すべて友好裏にことが運ぶとでも思っていたのであろうか。自国の国旗が強奪されても”遺憾である”だけの外交音痴の大使である。誤った情報分析の上に立っての戦略戦術としか思えない。外交問題には”不断の検証”は必要だが、”見直しは時にはきかない場合もある。
なにが「革新的エネルギー・環境戦略」なのだ。選挙目当ての有権者の歓心を買おうとしたものにすぎない。あまりににも国民をバカにしすぎる。完全に政権担当能力を失っている。ここは”近いうちに”の三党公約をを一日も早く実施することである。せめて野田に愛国心があるならば、身を引くべきである。さもないと、この国難は乗り切れない。