「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

            アラブ人の性格と砂漠の残忍さ

2013-01-28 07:14:05 | Weblog
アルジェリア人質事件に関連して先日小ブログのコメンテ―ター、chobimameさんから、こんなにテロを繰り返すイスラム教徒はオカルト集団ではないか、彼らの経典「コーラン」には殺戮のノウハウでも書いてあるのではかと冗談交じりの批判を頂いた。chobimameさんだけでなく、多くの日本人は同じような思いをしているのに違いない。そこで、僕は世界一イスラム教徒の多い、インドネシアと半世紀近いお付き合いがあり、アラブ連盟加盟21か国のうち10か国を訪れた体験から、イスラム教徒の名誉のために一文してみた。

イスラム教徒は全世界に11億人以上おりキリスト教につぐ第二の宗教である。一神教であり、もともとは平和を愛する宗教である。僕が知っている友人、知人はみな熱心なイスラム教徒で、厳しい戒律を守り、お酒は飲まないし僕より強い道徳心の持ち主である。わが国は歴史的にほとんど無関係なこともあってイスラム教徒はほとんどいない。最近イスラム国から外国人労働者が増えてきて、多少イスラムについての理解は増えてきたが、欧米に比べれば低い。

僕は米国の9.11同時多発テロの後、繰り返されるイスラム過激派のテロについて多少研究している一人だが、最近読んだ「アラブ人の気質と性格」(サニア.ハマデイ著 笠原佳雄訳 1974年サイマル出版)というアラブ人の書いた本にこんな記述があった。

「アラブ世界は砂漠が多いが、砂漠は無慈悲で残酷でよそよそしく、厳しくかつ反抗的だ、そこには残忍と荒廃の土地がある」
「アラブ人にはもう一つ強烈な特徴がみられる。失敗、汚名などに対するアラブ人の反応が防衛的ではなく攻撃的な点である。この性向はアラブの伝統的な”聖戦”(ジハード)の呼びかけに影響される」
「アラブ人の攻撃性は主として言葉の上での口論批判という形になって現れ、、とくに外国勢力を生け贄として探し求める。彼らの攻撃的な性格と嫉妬はねたみを通じて表面に出る」

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4 コメント

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複雑怪奇 (chobimame)
2013-01-28 16:00:47
うーっと唸ってしまいました。やはり日本とは風土が違い過ぎて理解することは簡単ではありません。しかしご紹介されたアラブ人の書物の記述から、なんとなく想像が出来たというか、少し府に落ちる部分もあります。
過酷な地形、国の背景、それを支える閉鎖的とも言えるプライドの高さなども相まって、イスラム教の信者の方向性も決まってくるのでしょう。やっぱりその土地に生きてみぬことには完全な理解は出来ませんが、同じイスラム教徒には、過激派の考えることは理解出来ているのでしょうか?
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Unknown (kakek)
2013-01-28 17:50:08
chobimame さん
10年ほど前、北海道の岩見沢でパレスチナ人(国籍はレバノン、シリア人)の職業訓練の研修に1か月立ち会ったのですが、とても日本人の常識では考えられない行動で難儀しました。原因はハラールの食品(イスラム教徒の許された食品)しか食べられないので、そのイライラからか怒りっぽく、また国がイスラエルに占領されていることからくる嫉妬からか、こちらの親切が理解できません。これは極端の例ですが、別の研修でサウジアラビアの高級官吏15名を連れて京都へ研修を兼ねて研修旅行へでかけました。JICAが観光バスを用意したのですが、神社仏閣の見学が多いので、宗教的理由から乗車を拒否、やっと庭園見学だと説得し観光しました。旅行もJICAが新幹線の普通の切符を購入したところ、自分たちで支払うからとグリーン席に突如変更しました。
紛争の起きている地域の住民たちは、多分、われわれの想像を絶するものがあると思います。普通一般の回教とはファナテイックな連中の行動に困惑しているのではないでしょうか。
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イスラム過激派の自爆テロと日本国軍の特攻隊 (lordyupa)
2013-01-31 12:45:49
ブロガーの書かれたように、「自分の属する血族と部族以外は、すべての他者が敵である」と考えなければサバイバルできない酷薄な砂漠の風土から生まれた絶対的な一神教(旧約聖書時代の神)」のもつ特殊性は感じられ、自分達が信じる教義に従わない者は、殺戮しても当然であるという凶暴性を内に秘めている感じがします。イスラム教徒の五つの義務:「メッカに向かった礼拝、喜捨、断食、信仰告白=「アラーは偉大なり、モハメットは預言者」と何度も唱えること、巡礼など、西欧文化とも日本文化とも全く異なる文化もあるようです。ただし、残忍性の点では、旧約聖書の神に特徴的な大量殺戮指向は、アラブ人だけの特徴ではなく、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教ともに、その原始的起源は、同じ幹から派生しています。中世には、キリスト教徒がイスラム圏に対して大挙して攻撃をした「聖戦=十字軍」は、その一例で、キリスト教徒もヒステリックで残酷になれることを示しています。第2次世界大戦後に、ユダヤ教徒のイスラエル国家がパレチスナで見せている行動をみれば、ユダヤ教徒の行いも、「神に約束された土地を守るためなら、ヒトラー顔負けでナチスのようなことも平気でやるのだな」と感じます。イスラム教組織のヒズボラやハマスと言っても、創価学会のように、ふつうの宗教施設や医療福祉活動も行っており、やくざのような純粋な暴徒ではないようです。古くは日本の寺院も僧兵を擁していた時代もありました。

「大東亜戦争時代の特別攻撃隊」と「聖戦を唱える自爆テロ(イスラム過激派)」、とは、戦死する前提で戦闘を行うという点では酷似しています。

日本の特攻隊の方は、敗戦后あっという間にあっけなく、その存在理由そのものまで否定されてしまいました。英霊を追悼する事さへ、中国・韓国・米国などから口を挟まれる体たらくのままです。また、「自分達も必ず後から行く」と言った上官・軍指導者達も、戦後地下組織をつくって進駐軍に対して徹底反撃することもなく、その多くが戦争末期の現地から逃亡、戦後も一貫して自らの責任を卑劣にも否定し続け、さらにはそういった行動を恥じ入ることもなく戦後を生のびているようです。GHQ主導の東京裁判では、占領軍の正義と論理に基づいて、一部の人だけに証拠も不十分のままに戦争責任をおしつけ、多くの日本人は、自分達は軍部に騙されていただけだと逃げて、「日本は戦争に負けたのだから、死んだ者は、運が悪かったと諦めるしかない」と考え、かれらの無念さ、悔しさに思い至ることはない。焼け跡から、日々の生活向上だけに邁進してきたのではないのだろうか?

一方で、数百年にわたり営々と、赤ん坊の時から幼児洗礼をはじめとして、まだ自由に宗教の是非を考えることができない子供たちに対して「洗脳(徹底した刷り込み)」が行なわれたイスラム教徒の場合には、『筋金入り』です。聖戦の戦士には、自爆テロによって、敵を倒すためにあらゆる手段が許され、もし戦死しても、必ず魂は天国へ行けると確信していると思います。例えば、仲間の救出の為に異教徒を人質に取り、たとえ人質を殺戮したとしても、それこそ正しい行いで神が褒めてくれると信じて疑わないように思います。宗教の恐ろしさではないでしょうか?

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Unknown (ウッド)
2014-09-25 16:42:39
日本の特攻隊とイスラム過激派を混同している人へ

まあ欧米の洗脳で弱体化された日本人にはそう思うんでしょうね

そもそも特攻隊は自己犠牲による戦争への勝利と負けて屈辱を
受けるなら自殺する事を選びました。何故なら当時の世界は
黒人奴隷と同じく日本人が捕虜でまともな扱いを受けたことが
なく、虐待を受けられる現実がありました。

イラク戦争でアメリカ兵がアラブ人をベトナム人と同じ様に
虐待をしていた事が報道機関に暴露されました。

第二次世界大戦では、ドイツやイタリアの兵士は捕虜で拷問や
虐待を受けたことがありませんでしたが、日本兵は民間人を
含めて蹂躙されました。今はネットで欧米の若者が日本の
過去の悪口や残虐な行為を宣伝していますが、ハッキリ言うと
ただの責任転嫁に過ぎません。このように、欧米は昔から
他国に介入し、過去の歴史を棚にあげて自国の経済的利益のために
日本経済の再興を邪魔し、イスラム過激派を日本の特攻隊と
同一視する事で欧米に逆らう勢力を潰しているだけです。

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