「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

      介護予防 スポーツクラブに老人割引制度を!     

2011-09-02 06:07:19 | Weblog
東京都では65歳の高齢者に対し年1千円を支払えば一年間通用の「シルバー・パス」が交付される。都内を走るバスや都営地下鉄が無料で乗れ大変重宝している。昨日はその切替日だったので、区の施設に貰いに出かけたら、区の"地域ケア推進課介護予防係」から”はじめましょう介護予防”というパンフレットを貰った。

パンフレットには”あなたは介護予防が必要か”という基本チェック・リストが載っており、自分で介護必要度をチェックすることになっていた。テストは運動、栄養、口腔、こころと多岐にわたっている。早速、僕も質問に答えて介護度を調べたら、総入歯に近い口腔を除けば、すべて介護の必要性はゼロだった。

介護予防が必要な人には”どなたでも参加できる介護事業があります”と区でやっている予防事業が紹介されている。その中の一つに「顔と体の若返り体操教室」というのがある。女性はいくつになっても顔が若くみえたいのだろうが、80歳を越えた男性には、毛頭そんな願望はない。若い行政担当者がデスクワークで考えたものだろう。

数年前までは、区内の医者と連動して、高齢者のメタポ検査の結果を区から郵送されてきて、区のこういった介護予防事業に参加せよという勧誘があった。超高齢化時代で、年々介護費用が増大し国庫を圧迫していることは十分承知している。そこで、これを防ぐために行政が介護予防に力をいれているのも解かる。しかし、顔の若返り教室などへ、どこの爺さんが参加するだろうか。

僕は介護予防のため3か月前からスポーツクラブへ行きだしたが、効果テキメン、膝の痛みは取れ、血糖値も下がりだした。東京都の「シルバー・パス」も老人の引きこもりを防ぐのが一つの目的だそうだが、スポーツクラブにも老人割引制度を設けてくれないだろうか。

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2 コメント

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使い勝手 (chobimame)
2011-09-02 15:55:14
行政の考える予防講座などは、どうも使い勝手が悪いように思います。誰が考えるのか分かりませんが、いまいちニーズに対応していないものが多いようです。フィットネスクラブなどに行政から補助を出して子供と老人は割引があるなど良いですね。あと歯は意外と大事なので歯科医の定期検診をただて受けられるとか入れ歯を無料にするなども良いと思います。生活に取り込める支援があると良いですね。
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老人の心理 (kakek)
2011-09-02 16:53:33
chobimame さん
馬齢を重ねると、人間は変に頑固になります。行政の用意したイベントや講座などは、介護予防には役立つと思うのですが、なぜか意固地になって参加しません。介護保険を毎月夫婦で、1万円以上支払っています。保険の性質上仕方がないのですがー。もう少し老人の心理も配慮したほうがよいのですが。銭湯で体操教室を開いても人が集まらないそうです。
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