「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

「恍惚の人」から半世紀 痴呆介護

2022-05-11 12:59:10 | 2012・1・1
今朝は朝なのか夜なのかわからない状況で目を覚ました。介護の老妻に聞くと午前10時を回っているという。早寝早起きが生活のリズムだったのだが、すっかり変わった.。.80歳代前半までは早朝6時半からの地域のラジオ体操会に老妻と一緒に参加、それから新聞に目を通し、時にはそのまま小ブログを書いた。昔の友人に久しぶりに会うと”お前の生活なら「認知症」にはならない、といわれたものだ。

「認知症」とはいつ頃からいわれるようになったのか。戦前昭和の時代は特定の医学界でアルツファイマーという学術用語が使われたが、一般には年寄ボケ,痴呆症と言われたりした。僕ら世代は「恍惚の人」と呼ぶことがあるが,もの忘れが多くなった。ネットで調べて見たら、1972年、作家の有吉佐和子の作品名からで、それが映画化されテレビでドラマされてからで半世紀前だ。

今ではあまり、「恍惚の人」呼ばわりはしない。恍惚状態で車を運転されては困る。要介護3では他人の手がなくては車などとても運転できない。認知症にもランク制度を設けて、一定の認知症には免許を与えるべきではない。