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「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

          レームダック(死に体)の野田内閣

2012-10-23 06:07:53 | Weblog
2012年度上期(4月―9月)の貿易赤字が3兆2190億円と半期ベースの赤字としては過去最大である。貿易立国の我が国である。国のかじ取り役の政府の経済政策は大丈夫なのか。数日前、野田総理はとってつけたように新経済政策を発表したが、なんと補正予算を組むのではなく、予備費9000億円で景気を浮上させようというものだ。こんなチマチマとした消極策で景気はよくなるのだろうか。素人の僕でも心配だ。

野田内閣はもうレームダックである。lame duckとは足の不自由なアヒルの事だが、日本では”死に体”と訳している。足が不自由で、ニッチもサッチも行かない状態の事だ。今の野田内閣のことをよく言い当てている。民主党政権発足当初”よいしょ”と持ち上げていた朝日新聞の最新の世論調査(10月20,21日実施)でも、野田内閣の支持率は18%と二割を切った。過去の内閣の支持率を見ると、二割を切ると数か月内に解散に追い込まれている。

前原誠司国家戦略担当相が、野田総理の”近いうち解散”発言に関連し、年明けでは”近いうち”ではない、と年内解散を示唆した。国家戦略を担う大臣の発言だから間違いなかろう。民主党政権は鳩山、菅内閣とケチのつき通しである。不適当な表現で恐縮だが、博打では一度ケチがつくと、何をやってもよい目はでないものだ。まさか総理の椅子にしがみついているとは思えないが、ここは決断である。さもないと史上最低の宰相として名を残すこになろう。