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「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

         重慶 ”北朝鮮の笛”

2008-02-21 06:39:43 | Weblog
昨夜重慶で行われたサッカー東アジア選手権の日本.中国戦をテレビ観戦した。
4年前のアジアカップ で日章旗を焼くなど激しい反日行動があった会場だけに
試合結果もさることながら、中国人観衆のマナーにも注目した。会場には3千
人の警備員が配置され、事前の”規制”があったのであろう。観衆はまるで”借
りてきた猫”のようで、観客席には空席さえあった。日本人のサポーターは隔
離された席で、これもまだらであった。

日本チームへのバッシングはなかったが、中国一辺倒の”完全アウエー”の中
で冷静にプレーした岡田ジャパンは立派だった。これに対して、中国チームの
格闘技のような荒っぽいプレー、”笛”を吹く北朝鮮ジャッジのアンフェーさには
テレビサッポーターの僕のほうがハラがたった。

それでも試合が無事、それも日本の勝利に終わったことはご同慶の至り。しかし
現地からの報道では試合中も試合後も日の丸の小旗を焼くファンもいたそうだ。テ
レビの画面にも発炎筒をたく観客もいた。

重慶は日支事変のさい蒋介石政府の亡命政権があった場所で、日本軍が数次
にわたり空爆しているー僕ら当時の小国民世代にはなじみ深い都市だ。だから
市民の反日感情が強いというが、それでは重慶の姉妹都市、広島が反米かとい
えばそうではない。スポーツと政治とは違う。要するに中国のスポーツファンは、
まだ未熟なのだ。今回は無事ですんだが、北京五輪は本当に大丈夫なのかー。
変な”笛”の下でプレーが行われてはは困る。