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ウェイブマーケティングコンサル、ホームページ製作及び、作り方をお教えする(株)ブレインアソシエイツ社長の日記

アイデアより大切なもの

2008-05-26 01:17:19 | Weblog
「ネットカフェ難民」という住所を持たないので定職にも就けず、その日暮らしを余儀なくされる人を見て、首都圏を中心にマンスリーマンションを展開する『ツカサ都心開発(株)』が、「これはイカンッ!」と立ち上がったのが、ネット環境の整った完全個室、都内11カ所で開始した『ネットルーム』だそうです。驚きなのはその値段で、24時間で1300円ということです。賃貸の坪数が小さいから1カ月の単価で考えると十分採算は取れるということです。


数年前このようなことは自分も思いついてました。ネット難民の話を聞いて、それならいっそう寝泊りの出来るパソコンつきの部屋を作ったらどうか。すぐ思い出したのは昔新聞配達を住み込みでやっていたときの、寮の部屋の作りでした。3畳一間だけどベッドの部分は隣の部屋と空間を上下2段で分割しているため、二つの部屋を合わせると6畳ではなくベッドの重なっている分だけ少なく5畳となります。この方法だと空間を節約できるので、図面まで起こしました。

でも結局図面を書いて人に見せただけで終わってしまいました。採算面で厳しいと思ったのと大きな資金が必要なので、自己資金と金融公庫だけでは到底無理と断念しました。

15年前、まだ経営コンサルティング会社にいたころ、カフェを併設したガソリンスタンドを思いついて、コスモ石油に電話した事があります。担当者が出まして、よく相手してくれたなと思いますが、丁寧に答えてくれました。

当時消防法で、ガソリンスタンドは常に引火する危険性があるので、併設して店舗を構える事は出来ないとう説明を受けました。なんだダメなのか、とすぐ諦めてそのことは忘れてしまいました。

その後どうなったかというとご存知のとおり消防法が改正され、今ではあちこちにカフェが併設されているガソリンスタンドを見かけます。

自分が思いついた事が、何年後かに世の中に出てきていることが、たまにあります。それで身近な人に、悔しいとか惜しいとか言ったりすることがあります。

しかし、最近思うんですが、アイデアや思いつきはきっと誰でもあるんでしょう。自分が思いついたら、おそらく世界のどこかで同じことを思っている人が何人かいるんでしょう。

要はそれを実行するのが大変で、それを成し遂げたものだけが美酒を味わうという事でしょう。アイデアを考える労力よりそれを実行し現実的なかたちする労力の方が、はるかに骨を折るものだとアメリカの起業家ウィルソン・ハーレルが確か言ってました。

SNSだって、気づいていた人は結構いたはずです。別に鎖国をしているわけではありませんから、米国の情報は誰しもが手に入るわけです。でもいち早く気づいて実行に移したからミクシーが大きくなったのでしょう。

そういう意味で、実行力のなかった自分をしきりに反省しているこのごろです。



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