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1995年の阪神淡路大震災がきっかけとなり自動書記で突如絵を描き始める 絵の仕事は26年目 ブログ光のチャレンジは11年

77歳☆の婚活♪

2013-12-20 | 映画の話題
「77歳の婚活♡ 」って、いったい誰のこと!?
もちろん、私じゃないですよ(笑)

吉行和子さんのことです♪

以前観た『百合祭』という映画もよかったですが、今回の『燦々』も現実そのものというか、とても「あり得る話」で作り物では無いリアリティがあって、こんな年代の女性が主役になった映画が次々に制作されるようになるなんて、、と、うれしい時代の変化★ を感じました。

最後が思いがけないハッピーエンド♡ のところもいいし、ヒロインの吉行和子さんももちろん素晴らしく、彼女で無ければこの映画は成功していないと思うぐらいにぴったりのはまり役ですが、相手役のロマンスグレーの山本学さんがとてもいい感じで、もう一人のヒーローの宝田明さんも彼だからこその持ち味でカッコよく役柄に似合っていて、若い出演者の婚活相談所の女性もなかなか好演で、全編ほんとに気持ちのいい映画でした。


深く心に残って忘れられないという程では無いけれど、こういう明るい軽い感じの「シニア向け映画」の名作☆ がこれからもどんどん作られたら、世の中ももっと加速されて変わっていく気がしました♪


今日が上映最終日の「テアトル梅田」でしたが、残念ながらお客さんは十指で足りる程?で、観る方ももっと増えて欲しいなと思いました。
満員で立ち見だったらどうしよう!?と思って、前日に映画館に問い合わせ電話までかけた程でしたが(笑)。

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ところで、海外では『私は都会派、60歳』という、イスラエルのニリ・タル監督の映画があります。
チラシに書かれたあらすじと監督のプロフィールを下記にご紹介します。

<あらすじ>
「離婚して子供2人、孫5人、犬一匹に猫一匹がいる監督が60歳を迎え、この先一人暮らしはイヤだ!
とインターネットで婚活を決意する。
挑発的な画像を送り、ヨーロッパを駆け巡りさまざまな男たちと会う・・・ジェンダーギャップ、老いの孤独、家族関係・・・あなたはどうですか?」


<プロフィール> ニリ・タル(監督・プロデューサー イスラエル生まれ)
10年間ジャーナリストとして働いた後、イスラエルの放送局の委託で映画を作り始めた。
作品は旧ソ連からイスラエルへの女性の人身売買、腎臓の臓器売買、交際養子縁組の問題など、
現代社会の問題、先進国と途上国の違いに焦点をあてたルポタージュやドキュメンタリーなど多数。
ヨーロッパ各国で放映される。
現在、作家、ジャーナリストとしても活躍。

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この映画は来年2014年2月8日(土)9日(日)に、「波をつくる女たち」シスターウエイブスの主催で、「とよなかすてっぷホール」(阪急宝塚線豊中駅下車 エトレとよなか5階)にて上映されます。


詳細はまた来年になってからこのブログでもご紹介したいと思いますが、上記の作品の他にも、『老人ホームの住人たち』(アルメニア ハスミック・ガスパルヤン監督)、日本からは山上千恵子監督の『潮風の村から~ある女性医師の軌跡』、
そして『64歳のデモデビュー 3/11が私を変えた』(松原 明 監督)などが上映予定です。

その他、インドのプラブ監督が撮った日本国憲法に関する映画『 I LOVE 憲法 』という短編も上映されます。


全部面白そうで、どれも全部観るつもりでいますが、私が特に観たいのは、64歳まで一度もデモをしたことがなかったというノンフィクション作家の「松原惇子さん」のドキュメントです。

彼女の本はこれまで読んだことがあり、また新聞などでも彼女のエッセイや記事を目にしたことがあり、そんな有名人でもある彼女が、まさか64歳まで一度もデモをしたことがなかったなんて!?と驚きました。


「いくつになっても新たに挑戦 軽やかに 自分らしく」という、この「シニア女性映画祭・大阪」 のコンセプト通りに、この映画祭は監督も出演者(主人公)も主催者もシニア女性たちで「シシアのシニアによるシニアのための映画祭」です。

私もこの映画祭を(裏方で?)手伝うつもりでいますが、もちろん未来のシニアたち!?(このブログを読んでくださっている皆様方のことでもあります~笑)にもぜひ参加していただき、貴重な映像をどうぞご覧いただきたいです。

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さて、話はまた別の映画の話題になりますが、『かぐや姫」のアニメはもうご覧になられたでしょうか。

私はチラシを見て、「これはちょっと・・・」と何かヤバイ感じがして観なかったのですが、最近ご覧になったある方からご感想メールをいただきましたので、下記ご紹介します。

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今日は、かぐや姫を観たけど、平日だから空いてて、ゆっくり見れました。

ジブリは、考えさせられたり、訴えたいものを思って作っているな~って思うわ。
月に還るお別れの悲しいお話だから、寂しい感じだったわ。

地球に生きずらさを感じて、元の月に還る設定になってて、
高貴な暮らしや結婚は、かぐや姫の望みじゃなくて、
「本当に求めているもの」、「自分のいたい場所はどこか?」「どこが自分らしくいれる場所か??」
を、客が考えるようになってるわ~~。

でも、月に還る前は、もっとココにいたかった。でも、もう遅い・・と、
地球の記憶を消されて月に戻ります。
今、こんな人もきっと多いんだろうな~って思いました。

死ぬ前に、自分らしく生きよう!みたいな思いを感じたけど、
ちょっと、切なく寂しい映画だったわ。

同じ監督の作品「アルプスの少女ハイジ」の明るさや元気さとは、またちょっと違う、
「日本の我慢してきた時代の昔話」に重ねてありました。

でも、ジブリはやっぱりスゴイわね。大人のためのアニメ。

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ということでした。
大変参考になるご感想でした。ありがとうございます!!!


故・駒尺喜美さん(元法政大学教授)の書かれた『魔女の論理』という本にも、確か「かぐや姫」のことが深く分析されていたと思うのですが、この本はもう「目からウロコ」が何枚も落ちます。

例えばあの有名な「千恵子抄」とか、、、かつて「ウーマンズスクール」というのが開校されて、私は実はその第1期生で江坂まで聴講に通ったのですが、その折りに駒尺さんからそういった文学をシリーズで学んだのです。

それは、それは、どんなに面白くワクワクしたことでしょうか!?
彼女は頭脳明晰で、上野千鶴子さんの上をゆく?ぐらいにズバズバと男性の論理を切り崩し、真実を鋭く見抜いて、そしてそれを女性の視点(魔女の論理)に変えて、「再構築」していくのです。

その論理の見事な整合性とパワフルさ☆ には何度も感嘆、驚嘆したものでした!!!
そういう魔女の論理の視点から見ると・・・「かぐや姫」の物語は・・・まさに・・・なんですが、もし興味を持たれた方はぜひご自身でこの本を読んでみてくださいね。


特に「閉塞感」を感じて、女性として現代社会を生き難く感じておられる方は、きっと生きる元気と勇気が出ますよ!!!

本はちょっと苦手という方は、ぜひどこかで『燦々』を観たり、また来年のシニア映画祭をお楽しみに♪




下記の絵は『イシタバイ』(木の精霊)です。





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