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1995年の阪神淡路大震災がきっかけとなり自動書記で突如絵を描き始める 絵の仕事は26年目 ブログ光のチャレンジは11年

阪神淡路大震災で授かった能力(35)

2012-04-11 | 「アズミックアート物語」21~ その後
いつどこで読んだインタビュー記事か忘れましたが、かつてオノ・ヨーコさんが(ジョン・レノンがショーンの育児をするようになったため)音楽的なことだけではなく、社会的な多くの事業を引き継ぎ、またジョン・レノンが亡くなった後もその相続したものと共にさまざまなビジネスを続けていくために「一番大変だったことは何か」と質問されて、それは「どこに寄付をして、どこには寄付しないか」という、その「決断」(NO!を言うこと)と答えておられたことが印象に残っています。

毎日、それはそれは多くの寄付への要請やあらゆる勧誘、起業への支援、その他世界中から寄せられる無限とも言えるぐらいの要望に対して、どれが妥当でどれは断るべきかを精査し、判断し、日々決断し続けていかなければならないのですから、本当に並大抵のことでは出来ないと思います。普通の社長業でも何がその最たる仕事かと言えばやはり「決断」することのようです。

阪神淡路大震災の折(50日間!?一度もパンツを履き替えなかった人として後に知られることになった)ある元気村のリーダーがいたそうですが、その彼も同じようなことを言っていたと思います。そういう未曾有の災害が起きた時には誰かがトップに立って「指揮する」(決断する)のが一番効率的で、彼はもう毎瞬毎瞬「指示を出し続けていた」という話を聞いたことがあります。
それゆえパンツを履き替えることも出来ない(そんなことはすっかり忘れるほどの)忙しさだったのではないでしょうか。
(この50日間という日数はうろ覚えなので、もし違っていたらごめんなさい)
でもそのおかげでどれだけたくさんの人が救われ、助かったことかと思います。

今日、なぜこの話を書いているかというと、私も自分は少しは決断力のある方ではないかと昔は思っていたのですが、最近(歳と共に?)なかなかものごとを決めにくくなっている気がするからです。前述したリーダーとは全く雲泥の差!です。

例えばほんの僅かなカンパですが、売り上げの一部を東日本大震災の支援金に送りたくて、これまでは赤十字を通じての一般的な送金でしたので、今度はせっかくだから、もう少し顔の見えるところにしたくて、今日もいろいろなサイトを検索していました。

そして「えがおつなげて」というサイトの中の「支援者募集」というコーナーに掲載されている、いろんな活動や事業を起こされた方を紹介しているリストを見つけ、この中の誰かに決めようと思って、それぞれの詳細を読んでみたところ、ほんとにどれも、どの人も素晴らしく、感動しながらHPを見ているうちにかなりの時間が経ち、結局一つに決められませんでした。

そんな時にふと中野裕弓さんのことが浮かんで来ました。
彼女は阪神淡路大震災が起きた後、一番にしたことは、まず温泉に入ってリラックスすることだったそうです。その頃彼女は小田原に住んでいたので、車を飛ばして箱根の温泉に出かけたそうですが、それは「自分への愛をいっぱいに満たせば他にも伝わる」という考え方(愛のコーヒーカップ)を持っているからなのだそうです。

普通はそんな時は、そんなぜいたく?は「自粛」というか、日常的に必要なことをしているだけでも罪悪感でいっぱいになったり、オロオロしたり、当惑したり、現地から離れていても自分に出来ることを探したり、何かしなければと、即ボランティアに出かける用意をしたり、、しますよね。
でもここが彼女のユニークさというか、これまでにない斬新な(宇宙的!?)考え方のようです。
(詳細はぜひ中野裕弓さんのオフィシャルサイトをご覧ください)

最近出た彼女の新しい本『幸せになるために 捨てるもの 84のリスト』(日本文教社)では、その考え方がさらに進化(深化?)、ますます元気に持論を展開されているようです。
その本の見出しの中に、「捨てるもの」として 反省、忍耐、罪悪感などが入っていました。

私もついついちょっとしたことでも「罪悪感」を感じ易いところがありますが、ほんとにこれぐらい「役に立たない感情」は無いといっていいぐらいで、結局のところそのような「罪悪感」を持つことによって自分への「免罪符」にしているのかもしれません。
(というような「一人反省」も不要かもしれませんが、、)

さらに彼女の言葉で印象に残っているのは、「アドバイスは要らない!」ということです。
アドバイスというのはつまり「隠された批評(批判)に過ぎない」からだそうです。
そして彼女は、アドバイスはいいから「拍手だけを頂戴!!」(笑)と冗談で無くマジで言っていました。
(かく言う彼女もかつては夜も眠れないぐらいの「一人反省の女王さま」?だったこともあったそうですが)

そして何と「情報も要らない」とこの本には書いてあるそうなので、それじゃあ、この本を買うのも不要!?ってことなんでしょうか。
私のこのブログの「情報」など、まさにその「捨てるものリスト」の中にしっかり入っていそうですが、でもこの本は面白そうなので買って読んでみようと思います。

それが不要かどうか?は、おそらく発信する側ではなく、それを受け取る側の判断と「取捨選択」によるのかもしれませんね。
これからも玉石混交ながら発信し続けていきたいと思います。 ご愛読に感謝です。


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