「ドライブマイカー」のロケ地、広島市環境局中工場の見学へ行ってきました～

アカデミー賞映画、「ドライブマイカー」は広島が舞台となる作品です。

ロケ地も多いのですが、その中の一つである、まるで美術館のようと称されるごみ処理場、

広島市環境局中工場の見学へ行ってきました。

映画の中でも表現されていましたが、

原爆ドーム、原爆慰霊碑、平和記念資料館を結ぶ平和の軸線を、建築家丹下健三氏は作られました。

そして、その軸はまっすぐ海へと続く道となっています。

その海との境の地に、中工場は建っています。

そのまま建物が建ってしまうと、平和の軸は途切れてしまいます。

中工場の建築家で、丹下氏の門下生、谷口吉生氏は、

海へとつながる平和の軸を遮らないよう、ごみ処理場に一直線の道を作られたのです。

 

広島市環境局中工場

八丁堀福屋前から吉島営業所行きのバスに乗ります。

バス停に降りる前から、それ、とわかるほど目立ちます。

 

エコリウム、展望台などは、申し込み無しで見学自由。

休館日は、ほとんどありません。

 

 

ここが有名なエコリウム（中央ガラス通路）への入り口です。

１階はごみ処理車の出入り口。

 

２階　デッキ

 

平和記念資料館から続くまっすぐな道

 

デッキからエコリウムへ入って行きましょう。

 

エコリウム

平和記念資料館から続く平和の軸です。

 

ごみ処理場

土曜日なので稼働していないのかと思います。

 

「平家物語」の彩

ちょうど、ひろしま国際平和文化祭が開催されていて、パネル展示がありました。

 

 

 

ごみ処理場

 

パッカー車（ごみ収集車）の模型と説明

 

 

エコリウムから海を臨む

希望の光がさしているようです。

 

２階　デッキ

パッと視界が開け、海へと出てきました。

 

なんでしょう？　山の真ん中に塔がある…ように見える。

 

芝生では、ひろしま国際平和文化祭が開かれていました。

 

海沿いの公園

映画の中で、西島秀俊さんと三浦透子さんが話されていた場所です。

 

見上げると、２階デッキ

 

６階の展望ブリッジへ行くには、いったん戻り１階へと降ります。

そして、別の入り口から入ります。

 

広島市環境局中工場←

入り口がわかるようにプレートがあります。

 

建物の中に入ります。

トイレもあったので、安心です。ほっ。

 

エレベーターに乗って６階へ

 

 

「ドライブマイカー」のパネル展開催中

 

ほらほら、先ほど行った海沿いの公園

 

大きな一面のガラス

 

展望ブリッジからのごみ処理場

 

展望ブリッジからの平和の軸

平和記念資料館からまっすぐに続いています。

 

偉大なる先輩のサーロー節子さんがおっしゃっていました。

原爆投下直後、死に直面している時、誰かか揺さぶりながら叫んでくれた言葉、

「光に向かって這っていけ」

その通り、必死で光の方へ這って行ったそうです。

中工場のエコリウムを見学した時に、そうスピーチされたことを思い出していました。

入り口へ立つと、遠くに見えるかすかな光がキラキラと輝いていました。

希望の光のようでした。

 

それではまた～