先週の土曜日、広島女学院大学にて
ICANのノーベル平和賞受賞式で受賞演説をされたサーロー節子さんが、
母校で講演されることとなり行ってきました。
このように立派な同窓生がいらっしゃるなんて、とても誇らしいです。
当日は、砂本記念講堂に1100人もの卒業生や一般の方が集まりました。
マスコミの方もたくさん来られていました。
広島女学院大学 砂本記念講堂
講演は、静かにゆっくりと始まりました。
どんな方なのだろう?
「60年以上もカナダに住んでいるので、日本語が変かもしれないけどごめんなさい。
英語の方が楽なんだけど、でも、この頃は英語もあまり…」
会場が笑いに包まれました
そんな面白いことを言われるチャーミングな方でした。
サーロー節子さんは、広島女学院の高等女学校、今で言う中学2年の夏に学徒動員先で被爆されました。
講演はだんだん熱を帯びてきました。
真っ暗な中、火の手も迫る壊れた建物の中で身動きができない時、
右肩を触る手があり、こう聞こえてきたそうです。
「諦めるな。動き続けろ。押し続けろ。」
「光が見えるだろう、そこに向ってはってゆけ。」
奇跡的に助かったサーローさんは、長年核廃絶を訴えてこられました。
被爆死した同窓生の一人一人の名前が書かれた横断幕とともに世界中を廻られています。
最初の頃は、理解もなく強迫や差別なども受けたそうです。
でも、力強い言葉で言われました。
「諦めるな。動き続けろ。押し続けろ。」
「光が見えるだろう、そこに向ってはってゆけ。」
翌日の中国新聞
情熱を持ち続け、絶対に諦めない。
感動的なメッセージでした。
それではまた~
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