あやめな日々 in OSAKA

広島女学院同窓会大阪支部の活動をゆる~く報告&プライベートを気ままにひとりごと

南杏子著「サイレント・ブレス」を読みました~

2020-08-10 23:06:07 | 読書

「読書」カテゴリーの出だしはここ最近毎回同じ

 

読書が大好きで、という訳でもないのですが、

   はい、正直に申せばむしろテレビの方が好きです

1ヶ月に1~2冊?、もう少しですかね?ぼちぼち読んでいます。

シニアに足を突っ込んでからは、もっぱら図書館でお借りするか、

ジム仲間から回ってきた本を、好む好まざるにかかわらず読んでいます。

 

今回の本は本好きのジム仲間のお一人のおすすめの本で、お借りしました。

 

南杏子著「サイレント・ブレス」

 

同じく南杏子さんの「ディア・ペイシェント」がNHKでドラマ化され放映中です。

 

『大学病院から、在宅で最期を迎える患者専門の訪問クリニックへの

"左遷”を命じられた37歳の倫子は、なれない在宅医療に戸惑う。

けれども、乳がん、筋ジストロフィー、膵臓癌などを患う、

様々な患者の死に秘められた切なすぎる謎を通して、

人生の最期の日々を穏やかに送れるよう手助けする医療の大切さに気づく。』

                  あらすじを裏表紙よりお借りしました

 

医療物はドラマにしても、本にしてもあまり好きではないのですが、

おすすめされたので、とりあえず手に取ってみました。

すると、とても面白くて止まらなくなってしまいました。

ちょうどかつての私の状況に似たような内容だったこともありました。

 

私の父は癌で亡くなりましたが、高齢であることや初期の認知症などの理由から、

やはり積極的な治療、つまりは手術は受けませんでした。

もう15年くらい前のことだったでしょうか。

その頃は、そういった選択をする人は少数派か、あるいはあまり知られていなかったように思います。

 

その決断をした私は、今でもそれが正しかったのか、そうではなかったのか、

心が揺れる時があります。

しかし、この本を読んで、少し救われたように思われます。

人の最期に正解はないし、

静かに死を待つ穏やかな最期を選んでもいいんだ、そう思えて安堵しました。

 

本って、人生の心強い味方になることがありますよね。

 

それではまた~


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