鹿児島旅行の続きです。
3日目 午前
仙巌園御殿の無料ガイドツアーの時間まで、前庭と桜島を堪能しました。
午前の早い時間だったこともあり、見学者も多くなく、絶景をひとり占め、なんて時間もありました。
そんな時は、ほぼ藩主の気分。ご満悦です。
御殿
さ、いよいよ薩摩のお殿様の別邸へとおじゃまします。
江戸時代初期、19代島津光久によって建てられ、島津家歴代に愛されてきたそうです。
幕末や維新後には、要人を迎える迎賓館としての役割もありました。
29代忠義の頃は、本邸と定められましたが、30代忠重の時には住まいを東京に移し縮小されました。
この大きさで、往時の3分の1?(うろ覚えです)になったとか。
いや~、どれほどのお屋敷だったのでしょうか。
御殿では、江戸期ではなく、明治期の生活を再現しています。
鳳印の間
島津家の跡継ぎの間
廊下も長~いです。
大河ドラマ「西郷どん」の衣装
渡辺謙さん、青木崇高さん、北川景子さんが着用された豪華衣装です。
思い出しますね~
御殿中庭
八角形の窪み凹が見えますが、中国からの風水の影響を受け、作られたようです。
薩摩焼 大花瓶
ニコライ2世がロシア皇帝に即位した時に贈られた複製品。
今でも、エルミタージュ美術館に保管されているとか。
謁見の間
さすが島津家、西洋式が堂に入っている感が伝わってきます。
薩摩切子のワイングラスがステキです 欲しい~、でもお高い~
掛け軸には虎、寅年だからでしょうか?
御小座(化粧の間)
御殿一の景観
藩主になったつもりで、楽しみます。
池の中には八角形
先ほどの凹とこちらの凸、そして桜島を結ぶ線…
最強パワースポットなのだそうです。
様々な釘隠し
お部屋の格によって、豪華さや趣向が違います。
御湯殿
御不浄(トイレ)
寝室
披露の間
島津家への贈り物が届いた際に、お披露目したお部屋。
そんなお部屋まであるなんて驚きです
鶴灯籠
この灯篭に、島津斉彬はなんとガスを使って灯をともしたそうです。
横浜のガス灯よりも、ずっと前のことですよ すごい
もう一度、御殿から桜島
幕末、先駆的な役割を果たした藩の主のお住まいは、他の地域の御殿とは趣が違っているように思いました。
あの当時、驚くほど新しい物がたくさんあったのでしょうね。
幕末や明治維新の歴史は、複雑でわかりにくので、ちょっと苦手です。
でも、今回の旅で、少しその空気に触れることができ、少し理解できたように思います。
世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」を、もう少し見ていきましょう。
次回へ続く
それではまた~