またたび

どこかに住んでいる太っちょのオジサンが見るためのブログ

「CULT HORROR SHOW vol.2」

2010-05-07 08:13:04 | MUSIC
「新しく何かをやりたいんじゃなくて
 今何をやりたいかなんだよ」
           by甲本ヒロト



人に勧めて絶対に損はさせないものってたくさんあって
映画だったら「ショーシャンクの空に」
音楽だったらビートルズの「Meet The Beatles」
絵画だったらゴーギャンの「われわれはどこから来たのか
             われわれは何者か われわれはどこへ行くのか」
小説だったらゲーテの「若きウェルテルの悩み」
これらと出会ったときは新たな価値観が生まれる。
物事が違った見え方をし始める。
だから、これは自分の自慢でもある。

滅多にあることではないが、
新たな価値観に出会う夜が訪れた。


場所は

下北沢のライブハウス「屋根裏」だ。
カルトフラワーズがCULT HORROR TOURのファイナルを屋根裏で行うのだ。
「CULT HORROR SHOW vol.2」
http://cultflowers.blog.so-net.ne.jp/archive/c2300262727-1

30分推してライブが始まった。

「さよならルビー」の前奏が流れると、何かが開放されたようだった。

疾走する演奏は光を帯びて、加速し続けた。
鼓膜を通さず脳に直接、音が届いた。

ここにいつまでもいたい。
心地良いと感じたら、いつまでも同じ場所にいたいものだ。

色に例えたら、赤から作った黒だ。
初めは真っ赤なんだ。
そこから徐々に黒に近づいていく。
そんな色だ。

観る度に演奏に磨きが加わっている。
鋭くエッジが尖ってきている。
止まることを知らないバンドだ。

音速は1225km。今はそれを超えてる。
光よりも早く届いているに違いない。
きっとそうだ。
ギターの音がそう教えてくれた。

今日、ここで生まれた価値観は一生消えずに残っているだろう。
ロックが死なない限り。
心にずっと刻まれているはずだ。
誇れる自慢がまた一つ増えた。



思い出が形に

残るときもある。


Thanks CULT FLOWERS!
Thanks Rock'n'roll!