遠い日の思い出…

2年前、あっしは就職活動のため、仙台ー東京間を頻繁に往復していました。
その頃は金がないので、新幹線ではなく、バスで移動していた。
6時間かけて、はるばる東京まで来ていました。
ある場所に立った瞬間、あの頃の思い出が蘇りました。

ここは…
あ～、懐かしい。
そう、ここは東中野。
東京から離れるときに必ず通るのがここの道。
仙台に戻る安堵感と、まだ見えぬ不安などが交差した心模様で車中から、この道を眺めていた。
あの頃、ここに立てられるとは思わなかった。


強い日差しが陰りを見せた。
日が沈み、吹く風が心地よかった。
季節の変わり目を肌で感じた。
東京にきて、2回目の夏の終わりだ。