・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

富士

2011年12月30日 | つぶやきの壺焼

富士は不思議な山である。
見えたというだけで心が落ち着く。

天才を自認し、セザンヌをヘッポコと罵ったあのバクハツ画伯は、富士山にもけちを付けていたが、やはりあの姿は美しい。

およその方角はわかっていても、窓からは丘に遮られて見えない。
何度も歩いたその道で、ようやく見える場所を見つけた。
家から徒歩10分のこの場所に、これまで気づかなかったのは、雲に隠れているときしか歩いていなかったからか。
思っていたより南に寄っているので、はじめは間違いではないかと思った。
「雲か山か呉か越か」という詩があるが、雲の見間違いではないかと思った。
こんな形の雲はない。
方角の違いは立っている向きの違い、道路が正南北ではなく、曲がっていただけのこと。この先の畑からは房総の山も見える。

初日の出のときは、海岸でなく丘の畑に来よう。
そのとき富士はどう見えるだろうか。
そう思ったが、来年元旦は曇りらしい。



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