・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

爪に火はともらなくなった

2015年04月05日 | つぶやきの壺焼

札は掴んで持ち、投げ捨てるように使うもの、それが大人-タイジンのすることと思っている国があります。

爆買い、何かが爆裂したかのような買い方、それをするときに働くのは、店の棚に並んだものすべてを自分のものにしたいという欲望だけです。
持ち帰ってどうする、運ぶのにどうする、そんなことはどうでもよいのです。
一度に品物がなくなったら、その日のうちにきた次のお客さんが困らないだろうかと、無用の情けが頭をかすめるようでは爆買戦士にはなれません。

戦士はひとりでは戦いません。
武士ではないからです。
戦士には集団行動が欠かせません。
もし買い尽くせなければ作戦失敗、そうならないためにはタグチームが必要ですから。

爆買作戦には大量の札束が必要です。
弾薬補給を切らさないためには、カネを集めなければなりません。
カネを一挙に集めることのできる最強の機関は銀行です。
世界中からカネを集めれば、世界中で爆買いができると思うのでしょうか。
その考えは「世界中」というところだけに向いていて、ほかのことは眼中にありません。

カネを集めるには「名目」が必要です。
出す側にも名目が必要だからです。
「名目」、それは文字どおり名前の目玉です。
することは銀行ゴッコのようなことでも、夢の香がすれば欲の皮は自然に寄ってきます。

「インフラ」この言葉は「福祉」と並んで強い集金機能をもっています。
「福祉」では外国からカネがやってこないので、やはり「インフラ」でしょう。
広大な土地とインフラ、さまざまな遠大なイメージが湧きます。
カネを動かしたい人の心はそれに吸い寄せられます。

彼の国からはるばるやってきたバクという動物は、夢を食うのだと、むかし聞いたことを思い出しました。

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