新千歳空港は、温泉あり、シネコンあり、これが空港かというすばらしいところと報じられています。
この報で耳に残ったのは、「最後の観光地」というキャッチコピーです。
最後は、同じ発音で最期を連想させます。
「入り口でない、出口の空港」という言葉も入っていました。
出入りよりも「待ち場」はどうか、町場にも通じそうなどと思ってもみました。
しかし、最後、最期、出口、ではね、どうもあまり心地よい響きに感じられません。
思いつきだけにおまかせの名づけは考えもののようです。
気持ちのどこかに引っかかりができるようにしておくのもキャッチの技法だよ、そんな声も聞こえそうですが、ズッコケ寸前の負け惜しみのようでもあり、キャッチの技は、野球でも言葉でも、なかなか難しいものと、あらためて思っています。