パンダの訓練法を報じたラジオ放送で、超ベテランアナウンサーがつかえたことがありました。
「頭上にりんごをぶら下げパンダに立ち上がりの訓練をさせている」と原稿には書いてあったようです。
「頭上・・・ぶら下げ」新米ならそのまま読み進むような記事ですが、そこでつかまってしまいました。
「上に下げる」とは何ごとか、というわけです。
「頭上」を位置情報としてとらえるか、方向情報としてとらえるかによりますが、ベテランには位置の感覚のほうが強く働いたのでしょう。
説明型の長文化傾向のラジオ記事は、区切り下手で読みにくくわかりにくいものです。
オレの記事をすらすら読んでみろとばかりに、わざと長く読みにくくしているとは思いませんが、一度聞いてスッと耳に入ってくる放送は、やはり心地よいものです。
いま 春が来て パンダも その気になった
短い春はもう終わったのではないかと思いますが、こんどは 肺炎に 罹らぬように祈っています。