
目と耳は、共に老化の先駆機関である。
メガネ屋さんで補聴器を売っている。
使う場所がお隣だから抵抗はない。不思議にも思わない。
メガネはかけていても余計なものは見えないが、補聴器をつけていると、周囲の雑音も一緒に入ってきて肝心の音や声が聞こえないこともあるという。
補聴器をつけた人に、大声で話をしても通じないことがある。
そういうとき、補聴器の性能を疑ってはならないのだ。
雑音をさえぎるような違う角度から、あるいは雑音よりやや強めに話せばよい。
視覚と聴覚では、自動/他動の割合が違う。
他動の範囲が広い感覚を相手に働かせてもらうには、辛抱と工夫がいる。
キ・コ・エ・テ・ク・レ。