クロガネモチの円錐形仕立て

植木屋のようなタイトルで失礼します。
植物好きが高じて、仕事の移動中にいい出会いが。以前よりセンスがいいな～と、感心していた病院の植栽。

ちょうどその前を通りがかると、植木屋さんが作業中だったので声をかけてみました。なんと、東京から3人の職人さんが1ヵ月に一度はメンテナンスにきているとのこと。

植えられている樹木の種類も多く、夏は緑が美しく、気持ちの良いアプローチ、建物と植栽のバランスがいい感じです。アプローチ部分だけでも、コニファー類・クロガネモチ・ヤマボウシ・ソヨゴ・シマトネリコ・ヒメシャラ・黄花モクレン・ジンチョウゲ等々。名刺交換をさせて頂き、病院の中庭も見せて頂きました。

まるでホテルのようで、待合室は庭に向かってイスが並べられ、とてもくつろげる空間になっていました。
（病院ですので写真は遠慮しました）

当初は噴水の予定だったようですが、変更になりガゼボが置くようになったそうです。
近い部分にはバラも植えられ、春先には芝桜が楽しめ、隣地との垣根には濃いピンク色の常磐万作（トキワマンサク）が植えられています。

「トキワマンサク」白色もありますが、生垣などにはピンク色がとてもキレイです。開花時期は４月中頃～5月初旬です。待合室がこんな気持ちの良い空間なら、季節の花々を楽しめて心も穏やかになり、待ち時間も苦にならなさそうです。

地元、水戸やひたちなか市の病院で、これほど多くの樹木を楽しめるのはあまりないと思われます。
この病院へ行くチャンスがないのが残念。「母と子の病院」産婦人科です。オチというわけではありません（笑）

さて、タイトルの本題ですが、病院の玄関近くに植えられた「クロガネモチ」左側の樹木、右側は常緑ヤマボウシです。ヤマボウシは落葉が多いのですが、正面のアプローチ側は冬を考慮し、常緑を多くしたと思われます。

花のない時期に赤い実をつけ、彩りを添えてくれています。クロガネモチは和風の印象ですが、ここでは玄関横の壁面の空間に円錐形に仕立てられ、洋風の雰囲気で、こんな仕立て方もあるんだ～と、とても驚きました。

「金持ち」にあやかる縁起木として宝くじではなく、「クロガネモチ」で夢を見てみるのはいかがでしょうか。
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ひたちなか母と子の病院

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