オーデック ブログ

写真好きの建築女子が綴る、日々のあれこれ!

黒澤明監督作品「生きる」

2018年01月22日 | 大人女子TV・映画メモ
お正月に録画しておいた
黒澤監督の映画、3作品連続で見てみた。

黒澤作品と言えば、「七人の侍」
西部劇にも多大な影響を与えた作品ですが

今回見たのは、「椿三十郎」「用心棒」
そして、時代劇ではない「生きる」


黒澤監督の映画ランキングによれば
1位「7人の侍」2位「赤ひげ」
3位「椿三十郎」4位「生きる」
5位「用心棒」 6位「天国と地獄」

さて、「生きる」ですが
かなりストレートなタイトルです。

主人公は市役所に勤務する市民課長
毎日、何の目的も持たず
デスクに積まれた書類に印鑑を押し
時間が過ぎるのを待つだけ。

そんな日々を送る彼が、胃がんとわかり
これまでの自分の無意味な生き方に
やっと気づき、残された時間をどう生きるか

官僚主義を批判しながら
「生きる」意義を問う映画です。

死の宣告を受け
やっと自分のすべきことを見つけ
情熱を持って取り組んだ公園づくり。

雪の降る寒い晩
公園のブランコに揺られながら
息を引き取った最後・・・

切ないシーンではありましたが
彼にとっては、やり遂げた仕事の満足感
「生きる」実感を味わえた最後でした。

モノクロの映像ですが
黒澤監督の時代劇とは違った名作です。


話は変わりますが、小室哲哉さんも
週刊誌やメディアの報道に振り回されず
生きる意義を見つけてほしいです。

何より、自分が情熱をかけれるものを
封印してしまうことは悲しすぎます。

苦しみを乗り越えたその先に
また新しい世界があると信じています。
コメント
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