オーデック ブログ

写真好きの建築女子が綴る、日々のあれこれ!

フェルメールの愛した色

2012年09月05日 | 季節
東京都美術館で行なわれている
「マウリッツハイス美術館展」

オランダにあるこの美術館が
改修工事で一時休館するのを機に
開催されています。

なんといっても、今回注目なのが
フェルメールの『真珠の耳飾の少女』

青いターバンを巻いた・・・あの絵です。

フェルメールブルーともいわれる
青い鉱石ラピスラズリを砕いてつくった顔料

フェルメールがこのラピスラズリを惜しげもなく
使ったことはよく知られています。



植物のなかでも青色の花は希少です。




青い花の発色するしくみを
世界で最初に明らかにしたのは
日本人の研究者 林孝三博士。

博士はツユクサ(上の写真の花)から
花の色のままの色素の結晶を取り出すことに成功。

それがアントシアニン・フラボノイド
それに金属のマグネシウムから
できていることを発見したそうです。
(つくばの植物園で勉強しちゃいました)


ひまわりの黄色はゴッホを想い
青色なら、やっぱりフェルメールかな。




東京都美術館

黄色と白色の秘密はこちら





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