オーデック ブログ

写真好きの建築女子が綴る、日々のあれこれ!

DIC川村記念美術館

2011年11月06日 | 建物探訪
千葉県佐倉市にあるDIC川村記念美術館へ行ってきました。


この美術館はDIC株式会社が関連グループとともに収集した
美術品を公開するために、1990年5月、研究所敷地内に建てた美術館です。


この佐倉の土地を購入した当初から「研究所」と「美術館」が
池を挟んで併設されるという構想だったようです。

「研究所」は《知性のシンボル》として、「美術館」は《感性のシンボル》として
それぞれの存在に相乗効果を期待するもの・・・というのがコンセプト。




美術館の目の前にこの風景が広がっています。



残念ながら美術館の全景は
この池の対岸からのアングルでないと撮れないんです。

生憎向こう側は研究施設で、関係者のみのため
建物全景の様子は美術館ホームページでご覧下さい。



桜の咲く頃もいいかも



この美術館の魅力は
この里山の地形を生かした緑豊かな庭園内にあることです。


毎日午後2時から約1時間
無料でのガイドツアーで作品解説を行なっています。
(わかりやすい説明でおすすめです)


目玉はなんといっても増設した常設展示の2室!

「マーク・ロスコ」の7点の壁画
彼の作品のためだけに造られた八角形の部屋『ロスコルーム』
横幅4.5mもの巨大な作品が入口以外の壁に7点
赤茶色の地に窓枠のようなものが描かれている。
 (時価300億くらい?)


「バーネット・ニューマン」 アンナの光
こちらはマーク・ロスコの部屋の2階に造られた『ニューマンルーム』
これまた巨大な作品1点、横幅6.1m高さは2.8m
画面のほとんが赤い絵の具、彼は哲学者でもあったと・・・。
(時価200億くらい?)

ロスコの部屋は床がかなりダークな色で造られ
7点の作品を前に、自分を深くかえりみる空間のよう・・・。

一方ニューマンの部屋は床・壁とも明るい白、左右には大きな窓
ロスコの作品でやや反省したあと、この作品をみて「いいんだ 自由で」
心が軽くなったような・・・私の勝手な感想です。


今一度ゆっくり向き合いたい作品かも!





関心のある方は是非お出かけ下さい!

DIC川村記念美術館
コレクション及び開催中の展覧会の内容はこちらでご確認ください

コメント
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