今日は広島に原爆が投下されて日。
戦争を知らない世代でも、今日はしっかり第二次世界大戦を考えようと思う。
ABちゃんから借りた本も第二次世界大戦時代の話。
「シェエラザード」⇒(浅田次郎作)
小さな金融会社の幹部二人(軽部と日比野)は、中華民国政府の宗英明という老人から、沈没した「弥勒丸」を引き上げる資金100億円を貸してほしいと頼まれる。
宗は大手商社と国会議員にも同じ話を持ち掛けていた。
軽部は新聞社に勤める元恋人(久光律子)に話の裏を取るための資料調査を依頼する。
「弥勒丸」とは? 宗の目的は? なぜ「弥勒丸」は沈没したのか?
第二次大戦中に沈没した「弥勒丸」にまつわる過去と現在の秘話が綴られている。
「シェエラザード」とは、「千夜一夜物語」の王妃の名前。
リムスキー・コルサコフが作曲した交響組曲でもある。
感想:財宝の引き上げかと思いきや......。
何とも悲しい話だった。
最後まで興味が尽きない本だったわ。
一気読み。