のあ いちい ワールド

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がん治療と性

2010-10-18 22:39:20 | 健康管理
がん治療と性 ―手術後も2人の暮らし―
 

 北海道に住む女性(38)は2007年2月、子宮頸がんと診断された。結婚3年目で「そろそろ子どもを」と夫と話していた時。子宮と両方の卵巣を取る手術が必要と言われ、悩んだ。

 北大病院(札幌市)で、夫と一緒に、医師と話し合った。「子宮を残せば、がんを取り残す危険性が高まる」との医師の説明に、夫は「妻の命を優先してください」ときっぱり答えた。「2人で生きていけばいいじゃん」。夫の言葉にほっと力が抜け、手術を受けた。

 子宮のがんの手術は、リンパ節を取ることによる足のむくみや排尿障害などの後遺症を伴う。

 また手術では、子宮頸部につながる膣も数センチ切除する。性交は可能だが、違和感を感じることもあり、痛みや傷が開くことへの恐怖感や精神的つらさから、ためらう女性も多いという。

 同大病院では、切除で短くなった膣の奥に、内臓を覆っている腹膜をかぶせる手術法を考案。手術後約1週間で抜糸が済んだ後、長さ20センチほどの綿棒で奥を押して膣を伸ばす「膣延長」を行っている。

 女性は退院までの3週間、毎日数回、この処置を受けた。手間がかかることなどから、全国的には行われていないが、同大によると手術後数か月で、平均約2センチ奥に広がるという。

 
 膣の萎縮を防ぐためには性交はなるべく早く再開した方が良い。同大では医師に相談のうえ、術後数週間~数か月で行って良いと指導している。退院の際には看護師から、無理のない体位など性生活上の注意を書いたパンフレットを見せながらアドバイスもする。

 卵巣を両方とも切除した場合、女性ホルモンの急激な減少のため、性欲の低下や膣の潤いの減少の悩みも伴う。この女性もホルモンを補う治療を続けている。

 女性は抗がん剤治療の副作用もあり体調が戻るのに時間がかかったが、夫も無理強いすることなく、待ってくれた。

 「リハビリでしてみる?」。
手術から3年ほどたったある日、持ちかけると夫は喜んで応じてくれた。不安もあったが、膣延長の処置や病院でのアドバイスが精神的な支えにもなった。

 婦人科病棟副看護師長の新岡郁子さんは「性の問題は患者からは聞きづらく、あきらめる人も多い。がん治療後の生活の質を維持するために医療者側の積極的な支援が必要」と話す。

(読売新聞・医療ルネサンス記事より)

◆当事者、とりわけ年齢が若い場合のこの種の手術は深刻だと思います。気持ちを持ち替えて生きることが必要ですね。子どもを持つこと、また性生活のみにかたよらず、新たな希望をもって生きて行きたいですね。

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