友人のプロデュースで地元箕面のヒダサンショウウオを探しに行きました。
箕面のヒダサンショウウオは箕面トンネル掘削工事の影響で沢が枯れ危機的状況でしたが、
少しだけ水のある生息地を何とか探し当てることができました^^
※ヒダサンショウウオは友人が見つけてくれました^^;













ヒダサンショウウオ ※金箔が多く一番綺麗な個体
流水性で小型のヒダサンショウウオ成体は見つけるのがとても難しく、
急斜面の小さな沢で大きな石をひっくり返し続けるという力作業が必要です。
要領のわからない自分は素手で適当に石をひっくり返します。
見つけ方をよく知っている友人はバール(のようなもの)で目ぼしい岩をどんどんひっくり返します^^;
居ると分かっていればこの作業も苦にならないでしょうが、
居るかどうかわからない状況で石をひっくり返し続けるのは根気が必要でした。







ヒダサンショウウオ ※箕面のこの場所での標準的と思われる個体
石をひっくり返しながら上流へどんどん進んでいきようやく友人が1匹見つけてくれました^^
居ると分かったので自分も気合を入れ直して探しますがそう簡単に見つかるものではありません。
友人が大きな岩を攻めているときにその岩の反対側に何かの尾のようなものが見えました。
友人が慎重に岩をひっくり返すとヒダサンショウウオが2匹出てきました。
さらに同じ場所を友人が掘り進めるともう2匹出て来ました^^
結果、合計5匹全部友人が見つけてくれました^^;
ホントは自分で見つけたかったのですが思ったより探し方がワイルドで、
そう簡単な作業ではなかったので今回はとっても勉強になりました^^;
周年観察できる地元箕面で生息場所を見つけてくれた友人に感謝です^^



ヒダサンショウウオ ※金箔が少なく少し小さな個体
ヒダサンショウウオは見ての通り紫地に金箔を貼ったような模様がとても綺麗です。
斑紋のバリエーションが多彩で見ていて全く飽きません。
金箔の少ない関東産に比べて斑紋が派手な関西産は美しく人気があります。
これから繁殖時期に入り初夏には幼生も期待できるでしょう。
飼育の難しいこの種を持って帰るなんてことはせず、
現地の環境を大切に守っていきたいと思います^^
撮影には十分時間をかけたつもりですが、
写真を見返せばもう少しいろいろ撮っておけば・・・と反省。
もう1回探しに行くか悩ましいところです^^;
今度は自力で見つける自信があるんですけどね^^
※まずはバール(のようなもの)の入手が必要です^^;
フォトチャンネルです。
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いつもご覧いただきありがとうございます。


箕面在住ですが、こんなにキレイなヒダは初めて拝見しました。
箕面の有名スポットの沢枯れはもう恒久的なものなのでしょうね…
あと最後に掲載している個体がカスミ高地型なのか結果が気になります。
目玉が上方に突出しているし、顔つきもカスミっぽいですよね。ちなみに高地型は後肢が4本の場合が多いらしいですが、如何でしたか?
また続報楽しみにしています。
あの枯沢で水生生物が安定して生活するのは難しいでしょうね。伏流はしていますが雨が降らなければ絶望的でしょう。
上の個体は特に綺麗で色目が違ったのでたくさん撮りました^^
写真で見るとより金色が目立ちますね^^
下の個体は最初に見つかった1匹で他より明らかに小さく後肢の指は5本でした。ヒダとカスミ高地型の区別は自分には難しいです^^;